「iPhone 15」に新搭載の「HEIF Max」が素晴らしい! 48MP画像をコンパクトに保存可能

ink_pen 2023/9/14
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「iPhone 15」に新搭載の「HEIF Max」が素晴らしい! 48MP画像をコンパクトに保存可能
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

新発表されたiPhone 15の標準モデルは、これまでiPhone 14 Proモデルに限られていた48MPメインカメラを搭載しています。これに伴い、Apple(アップル)がカメラアプリに新しい「HEIF Max」オプションを追加し、48MPのフル解像度をコンパクトに保存できるようにしました。

↑「iPhone 15」でカメラがパワーアップ(画像提供/Apple)

 

iOS 17の新たなカメラアプリには「HEIF Max/RAW」ボタンが搭載されています。これにより、写真の保存形式としてHEIF MaxとProRawを素早く切り替えできるようになりました。

↑カメラアプリに「HEIF Max」ボタンが追加(画像提供/9to5Mac)

 

このオプションはiPhone 15、iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxに対応しているほか、9月19日に配信されるiOS 17へのアップデートにより、Phone 14 ProやiPhone 14 Pro Maxでも利用可能となります。

 

これまでiPhone 14 Proモデルで48MP写真を撮るには、Apple ProRAWのほかに選択肢がありませんでした。iOS 11以降でサポートされた圧縮効率の高いHEIFは、最大12MPの解像度に限られています。加えて、ProRaw形式は圧縮されず生データに近いため、48MPで撮影した場合、写真1枚につき約75MBものサイズとなってしまいました。

 

しかしHEIF Maxを使えば、48MPで撮影しても、圧縮して約5MBものサイズに収まります。おかげで、iPhoneの限られた内蔵ストレージを圧迫する心配が少なくなり、外部機器に書き出すときにも時間がかかりません。

 

この便利なオプションが新製品のiPhone 15シリーズだけでなく、旧モデルとなったiPhone 14 ProモデルでもiOS 17にアップデートすれば実装されるのは素晴らしいことと言えそうです。

 

Source:Apple,9to5Mac

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