マイクロソフトの生成AI「Copilot」、Androidで標準アシスタントに設定できそう!

ink_pen 2024/2/28
  • X
  • Facebook
  • LINE
マイクロソフトの生成AI「Copilot」、Androidで標準アシスタントに設定できそう!
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

マイクロソフトは2023年末から、Android向けに「Microsoft Copilot」アプリをGoogle Playストアで提供しています。ChatGPTで知られるOpenAIの生成AI技術をもとにした会話型アシスタントであり、質問に答えたり、文章を代筆したり、画像を生成してくれたりします。

↑Androidでデフォルトにできる

 

この最新AIアプリが、まもなくAndroidのデフォルト(標準)アシスタントに設定可能になる見通しです。

 

Android OSの分析で知られるMishaal Rahman氏は、Copilotアプリの最新ベータ版(バージョン27.9.420225014)では、標準のアシスタントアプリに設定できるようになったと報告しています。

 

残念ながら、Copilotを標準アシスタントアプリに設定しても、ホーム/電源ボタンを長押しするか、画面の隅から斜めにスワイプする操作でしか呼び出せません。Googleアシスタントのように「Hey Google」などの音声で起動はできないわけです。

 

また、GoogleアシスタントやGemini、Bixbyなど、ほかのデジタルアシスタントは、表示中の画面を分析し、それに応じた機能を提供できます。が、Copilotは画面の情報が取得できず、あくまで手で入力したテキストや音声に対して受け答えできるだけ。もっとも、マイクロソフトが後ほど機能を追加して、より便利にする可能性もあるでしょう。

 

CopilotをAndroidスマートフォン/タブレットの標準アシスタントアプリに設定するには、設定アプリから[アプリ]>[標準アプリを選択]>[デフォルトのアプリ]>[デジタルアシスタントアプリ]に進み、Copilotを選びます。

 

いまのところ、マイクロソフトが本機能をいつ正式に提供するのかは不明。同社は2024年初めから、個人向けに高度な機能を持つ「Copilot Pro」を有料で提供していますが、標準デジタルアシスタントに設定できれば、より活躍の幅が広がりそうです。

 

Source: Mishaal Rahman(X) 
via: Sammobile

Related Articles

関連記事

もっと知りたい!に応える記事
Special Tie-up

注目記事

作り手のモノ語りをGetNavi流で