MacBookとiPadを合体! 夢の「MacPad」が完成

ink_pen 2024/3/7
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MacBookとiPadを合体! 夢の「MacPad」が完成
多根 清史
たねきよし
多根 清史

IT / ゲーム / アニメライター。著書に『宇宙政治の政治経済学』(宝島社)、『ガンダムと日本人』(文春新書)、『教養としてのゲーム史』(ちくま新書)、『PS3はなぜ失敗したのか』(晋遊舎)、共著に『超クソゲー2』『超アーケード』『超ファミコン』『PCエンジン大全』(以上、太田出版)がある。

熱心なアップルファンの一部は、タッチパネル搭載のMacBookとかmacOSアプリが使えるiPadを夢見てきました。しかし、アップルがそれらを実現させる気配はありません。

↑じゃじゃーん!(画像提供/MacStories/Federico Viticci)

 

そんな中、普段はキーボード付きのMacBookとして使うことができる一方、画面を取り外せばiPadになる「MacPad」を強引に作った猛者が現れました。

 

これに似たガジェットは、すでに世に出ています。例えば、LenovoのThinkBook Plus Gen 5 Hybridは、ノートPCから分離した画面がAndroidタブレットになるニコイチの製品です。

 

あらゆる奇抜なことにチャレンジするFederico Viticci氏は、空間コンピュータApple Vision ProをMacBook Airのディスプレイ代わりとして使ううちに、MacBookからディスプレイを取り外すことを思いつきました。

 

しかし、Vision Proを使わないときにMacBookのディスプレイをどうするのか? そこから、「iPadを画面のない(キーボードだけの)MacBookに合体させる」考えにたどり着きました。

 

Viticci氏はM2 MacBook Airからディスプレイを外し、磁石を使って11インチのiPad Proをキーボード部分にドッキング。そしてiPadをMacのディスプレイ化する「Sidecar」や、1つのキーボードやマウスでiPadとMacを操作できる「ユニバーサルコントロール」といった機能を使い、iPadをMacBookのメインディスプレイに変身させました。

 

ドッキングするとiPadはMacBookの画面のように振る舞い、しかもジェスチャーなどのタッチ操作も使えるうえ、Apple Pencilなども利用できます。

 

とはいえ、さまざまな制約があるのも確か。例えば、Macを起動するたびにロックを解除しなければいけませんが、そのためにiPadとは別の外付けディスプレイが必要となります。また、iPadとMacBookは同じWi-Fiに接続することが必須のため、ネット環境のないところでは使いものになりません。

 

それでも、「MacとiPadの合体」という夢を叶えたのは事実。アップルが、より洗練されたMacPadを製品化することはあるのでしょうか?

 

Source: MacStories
via: BGR

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