昨年夏のアプリ公開から約半年が経過し、ブームにもひと段落した感のあったスマホ用アプリ「ポケモンGO」ですが、先日大規模なアップデートが行われました。2月15日の公式リリースで、ジョウト地方(金・銀)のポケモンが追加されることが明かされ、ポケモンGOファンはもちろん、ちょっとお休みしていた人も、完全に辞めてしまった人も再度起動すべき事態となったのです。
そのちょっと前にはバレンタインイベントが開催され、超レアポケモン、ラッキーがゲットできると大騒ぎした直後の出来事なので、筆者の周辺やネット上の動向を見ても、みな驚きを隠せない感じです。実際には発表のあった2日後の17日から実装されたわけですが、この3日間アプリをやりこみまくり、どこが変わったのか検証してみました。今回のアップデートでは、ポケモンが新たに追加されただけでなく、仕様変更もかなりされているので、いろいろ確認していきましょう。
約80種類のポケモンが追加
まず、1番の目玉がジョウト地方のポケモンの出現です。公式サイトでは約80種類の追加となっているので「ポケットモンスター金・銀」のすべてのポケモンが出現するわけではないようですが、アプリ公開直後からウワサされていた大幅なポケモンの追加がついに実現したのはうれしいところ。実績メダルにも変化があり、カントー地方(これまで出現していたポケモン)とジョウト地方は、それぞれに捕まえたポケモンで実績が反映されるようになりました。また、ポケモンのタイプに「あく」が追加され、実績メダルも追加されました。
現在フィールド上に出現するポケモンはカントーとジョウトが混在しており、ジョウトが7~8割を占めている印象です。そこそこレアなポケモンや進化後のポケモンも出現しており、この3日プレイしただけでも30~40種類くらいのポケモンは捕まえられました。
ポケモン絡みでいうと、カントー地方のポケモンにも変化が見られています。そのひとつが、進化先の増加です。イーブイはサンダース、ブースター、シャワーズの3種類に加え、エスパータイプのエーフィとあくタイプのブラッキーが加わりました。ほかにもゴルバットがクロバットに、ラッキーがハピナスに進化できます。この4体は今まで通り規定のアメがあれば進化できます。
アメ以外に進化に必要となるポケモンの追加されました。カントー地方のポケモンでは、イワークがハガネールに、ストライクがハッサムに、ポリゴンがポリゴン2に、ヤドンがヤドキングに、ニョロゾがニョロトノに、シードラがキングドラに進化するのに、それぞれ専用の進化アイテムが必要となります。進化アイテムはポケストップからゲットできますが、出現率はかなり低めに設定されているようです。
また、カントー地方のポケモンのなかには、技の種類が変わったものもいます。アップデート以前での技が廃止されたのもあり、さらにCPも調整されたので、強さのバランスが大きく変わっています。ラプラスは大幅CPダウンで弱体化していました。このほか、カントー、ジョウトの両地方のすべてのポケモンにオス/メスの区別が付くようになりました。能力的な違いや図鑑登録に影響はありませんが、いくつかのポケモンに関しては見た目の違いがあるので、チェックしてみましょう。
アイテム類も種類が増加
アイテム類も種類が増えました。ポケモン捕獲時に使う木の実は、ズリのみ以外にナナのみ、パイルのみが追加されています。
ナナのみは、与えるとポケモンが落ち着き、動きが少なくなる木の実。ボールが当てにくいポケモンに使うと効果的です。ちなみにアップデート以降、特にジョウト地方のポケモンは上下左右に激しく動き回るようになっているので、ポケモンによってはかなり有効なアイテムとなります。
パイルのみはポケモンを捕まえた時にゲットできるアメの数が2倍に増えます。また、ズリのみを使うと、ポケモンの捕まえやすさの指標であるリングの色が1段階下がるので、捕まえやすくなったことが視覚的にわかるようになりました。木の実は併用することができないので、場面によって使い分けが必要になります。
プレイヤーのアバターアイテムも進化しました。メガネのアイテムが追加され、トップスとボトムス以外のアイテムの着脱ができるようになりました。また、帽子やメガネ、トップス、ボトムスには課金アイテムが追加され、より個性的なアバターを作成できるようになっています。
また、ジョウト地方のポケモンの追加にともない、ポケモンボックスの追加が必須となりますが、今月いっぱいまでは、半額の100ポケコインで購入できるセールを行っています。
UIやシステムにも変化が
ポケモンをゲットする画面のUIも変化し、操作がしやすくなりました。モンスターボールと木の実がそれぞれ独立したアイコンになったので、ボールの切り替えや木の実の選択がしやすくなっています。木の実は一度選んでしまうとキャンセルができなくなるので、キャンセルしたい場合はモンスターボールのアイコンをタップし、選び直すとキャンセルできるようになる。ARやカメラ、逃走も画面上部に独立して表示されます。
ほかにも、ジム戦でのわざエフェクトがちゃんと表示されるようになった反面、バトルのテンポが遅めになるなど、システム的な変化も見られます。これだけの大幅なアップデートが行われたのは、アプリのリリース以来初めてで、もはやポケモンGO2.0と呼べるだけのリニューアルとなっています。これから陽気も良くなっていきますし、スマホ片手に外に出て、新しくなった「ポケモンGO」を楽しんでみてはいかがでしょうか? もちろん“歩きスマホは行わない”といったマナーはお忘れなく!