ハンドスピナーがあまりの人気で、アメリカでは社会問題になっています。小さい扇風機のファンのようなフォルムで、指にはさんでひたすらクルクルと回すというシンプルな手遊びおもちゃなのですが、子ども達が熱狂し、学校に持ってきてしまう子もいるのだとか。
「授業中にクルクルまわす生徒がいて授業に支障が出る」という理由から、持ち込み禁止をルールづけた学校も……。まだブームとなって日が浅いのですが、恐ろしい事故もあちこちで起こっている様子。海外で実際に起こった事故例やリスクについてご紹介します。
【その1】粗悪品で誤飲事故が増えている
商品の種類がどんどん増えていますが、正規品ばかりではありません。それで、米国のAmazonの商品レビューには「10分で壊れた」「粗悪品だ」といった類のレビューが増えているのです。
それにひもづいてハンドスピナーの部品の誤飲事故が相次いで起こり、「警告表示ラベルが必要では?」といった声が上がり始めています。
壊れて部品がバラバラになり、そのパーツのひとつを口に入れてしまうといった事態はちょっと怖いですね。遊んでいる本人でなく、小さな弟や妹が誤飲してしまう可能性も想定されます。
【その2】指がとれなくなる可能性がある
またイスラエルではハンドスピナーの部品に指がひっかかってとれなくなり、病院に運ばれたという事故が発生。
ハンドスピナーには、子どもの小指がかろうじて入りそうな穴が開いている型があり、好奇心旺盛の子どもは、指を突っ込みたくなってしまう可能性があります。
指が長時間とれないと血の循環に影響が出てしまうため、決して看過できません。
【その3】エスカレートした遊び方で怪我をする
Youtube上には、ハンドスピナーを投げたり、キャッチしたりといったプロさながらのテクニックが多数アップされ、再生回数を伸ばし続けています。
とはいえ、当初、ハンドスピナーはそのようなダイナミックな遊び方を想定していなかったはず。
どのタイプのハンドスピナーで起こった事故か不明ですが、11歳の男の子が、投げたハンドスピナーをキャッチし損ねて角膜を損傷するという事故がオーストラリアで報告されています。
【その4】危険なハンドスピナーで怪我をする
ハンドスピナーの形は多様化し、まるで手裏剣のように先が尖った形のものが登場。
尖ったフォルムのものが高速で回転したら、かなり危険。さらに、Youtubeの動画を真似て、投げてキャッチするといった定番の大技にチャレンジして目を直撃したら、角膜損傷では済まないかもしれません。
【その5】集中力が高まらず逆に注意散漫になる
もともとは、ADHDや自閉症患者の不安を和らげたり、集中力を高めるといった効果もうたわれていたハンドスピナー。
ところが、専門家の中には「集中力を高めるというより、注意力が散漫になることもある」という意見を述べる人もいるようです。おそらく、夢中になるあまり勉強に身が入らなくなるということなのでしょうが……。
以上、ハンドスピナーの事故事例やリスクをご紹介しました。昨年、日本の子ども玩具市場では、ベーコマが大ブームとなっていましたが、子どもは何かを回すことに熱狂しやすいため、日本にもよりブームが波及する可能性大!
シンプルな遊びですが、購入する際には耐久性、安全性、形を重視して選んだ方がよさそうですね。