子どものころ、誰もが通るカプセルトイ収集。欲しいモノが手に入らず、お小遣いを使い果たした経験がある人も多いのではないでしょうか。そんなカプセルトイですが、最近は大人の審美眼に十二分に耐えうる高クオリティのモノが増えています。芸術作品を立体化したものや、思い出がよみがえる懐かしアイテムのミニチュアまで……思わず撮影してSNSにあげたくなる最新カプセルトイをピックアップ。プロカメラマンの一言解説撮影テクニックとともに紹介します。
【撮影した人】
カメラマン 篠田麦也さん
広告、雑誌など幅広いフィールドで活躍中。主宰するH.P.S.TokyoではInstagramも開設しています。
【その1】天才浮世絵師の作品を手のひらサイズで立体化「葛飾北斎浮世絵立体図」
海洋堂
カプセルQミュージアム 葛飾北斎 浮世絵立体図録
全5種/1回400円
日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の作品をミニチュアフィギュアで完全再現。有名な「富嶽三十六景」の「神奈川沖浪裏」から晩年の名作「雪中虎図」まで、平面の世界である浮世絵を造形作家・村田明玄氏が見事な3Dフィギュアに仕上げました。
【撮影ポイント】立体感がわかる角度でダイナミックに!
「このシリーズの面白さは、2次元のはずの浮世絵をサイドから眺められること。少し振って陰影をつけ、立体ならではの迫力を出しました」(篠田さん)
【浮世絵立体図録は全5種類!】
その1.北斎自画像
その2.お岩さん
その3.河童
その4.神奈川沖浪裏
その5.雪中虎図
【その2】緻密な恐竜骨格を並べれば、机の上が恐竜博になる「恐竜全身骨格展示室」
海洋堂
カプセルQミュージアム 恐竜発掘記 恐竜全身骨格展示室
全10種/1回400円
恐竜博で見かける全身骨格を極小サイズでフィギュア化。動物造形の第一人者、松村しのぶ氏監修による人気恐竜の骨格は、小さいながらも迫力満点。代表的な恐竜5種を選出し、それぞれ「ナチュラルカラー」と「化石カラー」の2色をラインナップしました。
【撮影ポイント】恐竜の関係性が伝わる構図に!
「肉食のティラノサウルスと、草食のプロトケラトプスを使い、ストーリーが見える構図を意識しました。美しい造形なので様になりますね」(篠田さん)
【恐竜全身骨格展示室はナチュラルカラーと化石カラーで全10種類】
その1.ティラノサウルス
その2.アロサウルス
その3.ディプロドクス
その4.プロトケラトプス
その5.ステゴサウルス
【その3】全長約50㎜の精密造形はバイク好きも納得の完成度の「モンキー・ゴリラコレクション」
アオシマ
1/24 モンキー・ゴリラコレクション
全5種/1回300円
すでに生産終了となったホンダの50ccバイク・モンキー&ゴリラを模型メーカー・アオシマが1/24スケールでミニチュア化。年式ごとのモデルやヨシムラマフラーを装着したカスタム仕様など、どれもバイクファン納得の出来栄えです。●本商品は、本田技研工業のライセンスプロダクトです ●マフラー監修:ヨシムラジャパン
【撮影ポイント】ディテールもしっかり見せる!
「テーマは『夜の街で連れとツーリング』です(笑)。細部まで作り込まれているので、テーマを決めつつもそのリアルさが伝わるように寄りで撮りました」(篠田さん)
【モンキー・ゴリラコレクションは全5種類!】
その1.ゴリラノーマルA
その2.ゴリラノーマルB
その3.モンキーカスタム
その4.モンキーノーマルA
その5.モンキーノーマルB