ゲーム&ホビー
2015/5/20 16:34

「信長の野望 201X」は1枚の“コラ画像”から生まれた

「信長の野望 201X」プロデューサーインタビュー【前編】

201X_Conceptart

 

「信長の野望」といえば、コーエーテクモゲームスが誇る歴史シミュレーションゲームの王道作品。2015年には「信長の野望 創造 withパワーアップキット」(Windows版、PS3版)が発売され、今月には PS vita版も発売されます。さて、その世界観はそのままに、「野望」の舞台を現代へと移した作品が話題になっているのをご存知でしょうか?

 

その作品は「信長の野望 201X」。スマートフォン・タブレット向けのソーシャルゲームとして、本日リリースが発表されました。GetNavi webでは、そのプロデューサーを務めた竹田智一さんのインタビューや、序盤攻略のためのコラムを連載予定です。

 

今回はそのプロデューサーインタビュー前編をお届けします。ゲームの概要から、その魅力、開発背景までを事細かに語ってもらいました。

 

interview1
↑今回のインタビューに協力してくれた竹田プロデューサー

 

すべては1枚の“コラ画像”から始まった

――「信長の野望 201X」はどのような作品でしょうか。

竹田       一言でいうと「“野望”が時を越えて現代へ」というところでしょうか。シリーズの世界観は生かしつつ、舞台を現代に移した作品です。戦国武将が現代にタイムスリップし、現代人としてゲーム内に登場するプレイヤーと力を合わせて、日本全国に湧き出る幽魔(UMA)と戦います。戦闘では、武将たちがロケットランチャーやスナイパーライフルなどの現代兵器を使用。これまでの「信長の野望」にはなかった世界観で展開される作品です。

 

――いよいよ正式リリースとなりますが、この企画はいつごろスタートしたのですか?

竹田       2013年の12月くらいです。スマホでできる「信長の野望」を作りたいという考えが、ゼネラルプロデューサーのシブサワ・コウにありまして……。そこに、ゲームデザイナーが1枚の絵を持ち込んだんです。それがキービジュアルの元になった絵で……それは絵、っていうかもはや「コラ画像」でしたけど(笑)

 

――コラ画像……?

竹田       もうあれはコラとしか言いようがありません(笑)。ですが、それを見たシブサワが、「なにこれ?」とびっくりしたあとに「でもこれいけるんじゃないか?」となりまして……そこで私がチームを集めて企画をスタートさせました。敵である幽魔(UMA)のイメージも、「信長の野望Online」と相通ずるところがありましたし……。イメージがあったので、開発の序盤は結構スムーズでした。(2014年の)2月ごろにはバトルシステムの原型も出来上がっていましたね。

 

↑陣形の編成画面。複数人の武将でフォーメーションを作り、配置によって行動がスキルが変化する
↑陣形の編成画面。複数人の武将でフォーメーションを作り、配置によって行動やスキルが変化する

 

↑今作で敵として登場するUMAのイメージ。画像は「赤鬼」
↑今作で敵として登場するUMAのイメージ。画像は「赤鬼」

 

――それで、2014年8月の発表となったわけですね。
竹田       はい。それで、その後も何度か社内の会議に出し、まあ、落ちることもあったのですが……(苦笑)「面白いものを作れる!」という自信はありましたから、なんとか通しまして、2014年8月の発表にこぎつけました。そこからリリースまで至るのにさらに9か月ほどかかったわけですが、かなり細かいところにまでこだわった結果、この時期のリリースとなりました。

 

「織田信長」には、現代に現れる必然性があった

――では、そのこだわりの本作でプレイヤーに最も注目してほしい点はどこでしょうか。

竹田       「信長である必然性」です。タイムスリップものって結構あるじゃないですか。そんなジャンルのなかで勝負するわけですから、現代で戦う歴史上の人物としての最適解が「信長」であるという必然性が必要でした。舞台が現代であるという意味で、シリーズのなかにおいてはかなり変わった作品ですし、「これに『信長の野望』を冠したタイトルを付けていいのか?」という話は社内でもありました。でも結局、「信長」になりました。

その最大の理由ですが、あのキービジュアル、インパクトがスゴいじゃないですか。言葉だけだとなかなか分からないけれど、ビジュアルがとにかくハマっていて、違和感もない。これは、一度見ていただければ、わかっていただけると思います。あの「コラ画像」を描いたゲームデザイナーの発想の勝利ですね。さすがにあの「コラ画像」はお見せできないですが……(笑)

 

Conceptart
↑キービジュアルの織田信長は、片手に日本刀、片手にライフルというかつてないスタイルで登場する

 

――たしかに迫力に加え、違和感のなさがすごいですね。ほかに「コイツはハマった!」というようなお気に入りの武将はいますか?

竹田       ハマった、というところは、ロケットランチャー担いでいる柴田勝家などでしょうか。猛将のキャラクターにピッタリだと思います。

 

――斎藤道三や雑賀孫一も全く違和感ないですよね。「元の絵とどこが変わったんだろう?」 とわざわざ「創造」(※)をプレイして見比べてしまいました。

竹田       ハマりすぎている武将は、逆に違和感がなさ過ぎてゲームを作る側としても困りました。「コイツ、戦国時代の人だったっけ?」と(苦笑)。リリース後もアップデートで武将がたくさん増えていくので、そこに注目して楽しむのも面白いと思いますよ。

 

※:「信長の野望 創造 with パワーアップキット

 

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↑武将グラフィックは、本家「信長の野望」シリーズで使用されている画像をもとにしたもののほか、書き下ろされたものも多数。ちなみにこのグラフィックは公式ページで配布中だ

 

5月27日公開予定の後編へつづく!

 

本日リリースが発表された「信長の野望 201X」。5月27日公開予定のプロデューサーインタビュー【後編】では、作中のこだわり、戦闘シーンについてなど、より詳細にお届けする予定です!

 

「信長の野望 201X」公式ホームページ
「信長の野望 201X」公式Twitter

 

 

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