「NEOGEO mini」とミニファミコン・ミニスーファミとの違いとは?
「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」(ミニファミコン)、「同 スーパーファミコン」(ミニスーファミ)の大ヒットから、他社にも波及した“ミニ版懐かしゲーム機”ブーム。「NEOGEO mini」もその流れの中で出てきた一台といえますが、ミニファミコン・ミニスーファミとは意味合いがけっこう違う製品でもあります。
誰もが持っていたファミコンやスーファミとは異なり、家庭用「ネオジオ」はかなりの高級品(ゲームカセット1本だけでも3万円以上した)であり、90年代当時に買えなかった人が圧倒的に多いハードでした。このことから、「NEOGEO mini」は、家庭用ゲームというよりも「ゲームセンターで人気だったゲーム」を復活させる意味合いが大きい一台だといえます。
かつてSNKのゲームをやり込んでいたとしても、「NEOGEO mini」で初めて「ネオジオ」系のハードを自宅にお迎えする……という人は多いのではないでしょうか。筆者もそのひとりですが、ただ単純に懐かしいというだけではなく、「あの憧れのネオジオが」「ゲーセン筐体のミニチュアになって自宅で遊べる」という事実にはかなりの特別感がありました。
ユニークなアーケード筐体型の携帯ゲーム機でありつつ、ミニファミコンのように据え置き機としてテレビの画面でも遊べる。さらにSNKの代表作がぎっしり詰まっているとあって、ゲームファンならぜひ手元に置いておきたい「NEOGEO mini」。現状は店頭販売の予定がなく(販売ルートはAmazon.co.jpとSNKオンラインショップのみ)入手が難しくなっていますが、今後手に入れやすくなることを望むばかりです。
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