Google Playが主催している「Google Play Indie Games Festival 2019」ファイナルイベントに行ってきました。このイベントは、世界中のインディーゲーム デベロッパーの情熱とイノベーションを称えるモノです。コンテストはヨーロッパ、日本、韓国で実施されます。
今年の3月13日15時からゲーム応募を開始。そして応募締め切り後、対象となるすべてのエントリーゲームが審査され、「イノベーションのレベル」、「楽しさ」、「デザイン」、「技術面や制作面」での品質に基づいて、各地域で最大20タイトルのファイナリストが選出されます。下の20タイトルが今回の日本のファイナリスト。
ファイナリストには、各地域で2019年6月に開催されるファイナルイベントでゲームを展示できます。日本では6月29日、東京都千代田区の神田明神にて行われました。当日はあいにくの雨でしたが、ゲーマーたちが朝早くからまだかまだかと入場口に集まって並んでいました。
本イベントでは、一般参加者とGoogle Playチームの投票によってトップ10タイトルが選出されます。トップ10タイトルには、集英社やエイベックス・ピクチャーズ、東宝など業界の専門家からなる審査員に対してプレゼンする機会が与えられます。
トップ10デベロッパーによるゲームの紹介を元に、さらに一般参加者および審査員の採点を実施し、トップ3が決定。トップ3作品は以下のゲームが選ばれました。
【MeltLand-メルトランド-】
とろけた地面を押し上げ“雫(しずく)”を運ぶボール転がしゲーム。そこは不思議なとろけた世界…。あなたができるのは地面を下から押し上げることだけ。慎重に、時には大胆に。雫を転がしゴールを目指します。
【フォトギャラリー】※GetNavi Web本サイトで見られます。
【Infection-感染】
ゾンビとなって逃げ惑う群衆をゾンビに感染させていくという、新しいパニック群衆パズルゲーム。
【フォトギャラリー】※GetNavi Web本サイトで見られます。
【くまのレストラン】
「くま」と「ねこ」の二人が織りなす短編レストランストーリー。このゲームには、難しい謎解きも、ワクワクするバトルも、胸踊るアクションもありません。プレイヤーはお客さんの生前の記憶にダイブすることでお客さんの好物について知ることができます。プレイヤーは助手の「ねこ」として、レストランの店長「くま」を手伝うことになります…。
【フォトギャラリー】※GetNavi Web本サイトで見られます。
Google Play Indie Games Festivalはインディーゲームデベロッパーのアイディア、こだわり、思いが込められたゲーム作品を幅広く、多くのユーザーに知ってもらえるようなイベントでした。ユーザーが直接、ゲームデベロッパーたちとコミュニケーション、意見を交わしながら、ゲームをプレイできる。両者ともゲームが好きという想いはいっしょです。実際私も普段接することがないゲームデベロッパーが、製作スタッフが少ないながらも自分たちが好きなジャンルに没入し続けた話などを聞きながら、ゲームを遊んでみるとこれからの日本のゲーム市場にもっと強いムーブメントを起こしてくれるとも感じました。このイベントの開催期間が、もう1日長ければと思った帰り道でした。
■Google Play Indie Games Festival 2019 ファイナルイベント