持続可能な開発目標として、グローバルで取り組みが行われているのが「SDGs」。今回はSDGsをテーマにしたアナログゲームが登場しました。その名も「かけアイ サステナブル」です。
同作は、ウサギ社のカードゲーム「かけアイ」シリーズの第2段(第1弾は「ビジネスアイデア編」)で、SEE THE SUNによる企画・プロデュースのもと制作された、持続可能な社会を作るアイデア発想ゲームです。税込価格は送料込みで5500円。7月19日23時59分まで特設サイト(※関連リンク参照)にて予約を受け付け、7月下旬より順次配送予定です。
このゲーム最大の特徴は、カードゲームなのにリモートで遊べるところ! 普通に自宅などで遊べるのはもちろんのこと、「Zoom」などのビデオチャットを使って、離れた場所にいる人とも遊ぶことができるんです。
というわけで、発売に先駆けて、Zoomを使ってメディア向けオンライン体験会があったので、筆者も参加してみました!
まずカードを持っている人が「親」になり、全50枚の「目標カード」と、全50枚の「お題カード」の山札から1枚ずつ引いて、「お題文」を作ります。体験会では2回やりましたが、1問目が「ケンカや暴力・争いがなくなる×家電」、2問目が「病気の感染を防ぐ×アミューズメント施設」でした。
そして、そのお題文に対して思いつくアイデアを、プレイヤーがチャットなどに投稿(オフラインの場合は全員で一斉にふせんに記入)します。ケンカや暴力・争いがなくなる家電!? 参加者名に「ゲットナビウェブ」と入れている手前、家電をメインに扱っているメディアとしては面白いことを言って知名度アップに貢献したいなぁ……と思いつつも結局面白いことは言えず終了。
そう思っていたら2問目に病気の感染を防ぐアミューズメント施設ぅー!? ぐぬぬ、ここは“ゲットナビウェブ”ゲーム&ホビー担当として何か面白いことを言わなければ! と思っていると逆に焦ってしまい何も浮かばなくなってしまいます。この一瞬の閃き、“大喜利力”がモノを言うゲームです。「非実在(バーチャル空間)アミューズメント施設」とか? いや、でもそれは普通の発想ですね。実際、面白い回答がチャットでどんどん出されるとさらに焦ってくるので、筆者のように大喜利力の低い人はプレッシャーで詰みます。ふぇぇ……わかんないです……ばたんきゅ~。
よきところで切り上げた後、親が全15種類の「賞カード」を引き、その内容にもっともふさわしいアイデアを選びます。そのアイデアを出した人が得点し、最終的に合計得点が高かった人が勝ちです。出たアイデアの「持続可能」な面と「持続不可能」な面を話し合う「サステナブル/アンサステナブルカード」を使った遊び方もあります。
開発チームの皆さんは、本作を通して、子どもから社会人まで誰もが「持続可能な社会を作るためにどんな行動をすればいいのか」を考え、実際に個人や企業の具体的な行動に結びついてほしいという想いから、商品化プロジェクトを実施したそうです。内容は専門家の監修を受け、SDGsの17の目標に沿いながら作成したとのこと。
ちなみにアナログゲームにありがちな悩み、「買っても一緒に遊ぶ人がいない」という懸念ですが、購入者全員に、7月~8月にかけて4回実施される開発チームとのリモートプレイ会の、1人1回分の参加権も付いてきます。(プレイ会日程の詳細は販売サイトをご確認ください)
筆者の肌感ですが、SDGsの世間的認知度はまだまだ低い印象。これがあればリモート飲み会でも盛り上がりそうだし、SDGsの認知度アップと、“サステナブルな社会”を考えるきっかけにもなりそうですね。