ゲーム&ホビー
2021/1/1 19:00

ボードゲーム芸人が選出した2020年発売の「やらないと人生損するボードゲーム」10選

【いけだてつや推薦ボードゲーム・その6】

Q.E.(2020年・サニーバード)

4364円(税別)

3~5人で遊ぶ、競りをテーマにしたゲーム。舞台は2008年の景気後退期で、プレイヤーは各国の代表として「量的緩和対策」を実施。企業を救済するためにお金を使っていきますが、そのお金には上限がありません。ゲーム終了時、最もお金を使ったプレイヤーが負けというルールなので、他プレイヤーとの相対的なバランスで金額を決めないとすぐに脱落へ。

【いけださんがススめる。ココが面白い!】

「見えない金額の相場を読み合うのが肝になるゲーム。最終発表の総額公開で1人脱落の瞬間が大盛り上がりで何度も遊びたくなります!」(いけだ)

 

【いけだてつや推薦ボードゲーム・その7】

ミリオンヒットメーカー(2020年・アークライト)

3200円(税別)

イラストレーター・326によるゲームデザイン&イラストのカードゲームで1~12人で遊べるもの。プレイヤーの立場は広告代理店のプランナーで、ワードカードを2枚つなげて100万人が欲しがる「ミリオンヒット」商品を作っていきます。12枚の手札から2枚を組み合わせ、ヒット商品の名前を考え、プレイヤーが順番に発表。全員が発表し終えた後、一番ヒットしそうな商品に投票するというゲームフロー。

【いけださんがススめる。ココが面白い!】

「カードの組み合わせでできた言葉でプレゼンする大喜利ゲーム。「大喜利」と聞くとハードルが上がる感じがしますが、カードに書かれたワードを組み合わせるだけなので誰でもミリオンヒットを出せます。私は5時間ぐらいプレイしていたこともあります(笑)。」(いけだ)

 

【いけだてつや推薦ボードゲーム・その8】

ザ・キー:岸壁荘の盗難事件(2020年・すごろくや)

3800円(税別)

1~4人で楽しむゲームで、謎のヒントになるカードを早どりしながら、カード毎に表示される4要素〈犯人〉〈犯行時刻〉〈盗まれた物〉〈逃走手段〉に結びつく謎を解いていく流れ。手がかりのカードの組み合わせは最小限になることを目指しつつ、有益な情報を早どりする素早い判断力も求められる話題の推理系ボードゲーム。

【いけださんがススめる。ココが面白い!】

「「いつ、どこで、だれが、何を、どうやって持っていった」という全ての条件を満たす犯人は誰なのか? 数あるヒントカードを頼りに誰よりも早く見つけることを目指します、ただヒントカードはできる限り少ない数の方がポイントが高いので想像も大事。ワイワイ捜査できる楽しさは格別です。」(いけだ)

 

【いけだてつや推薦ボードゲーム・その9】

フィニッシングタイム(2020年・バネスト)

5910円(税別)

労働者に癒しを与えリラックスしてもらうことを目指すボードゲーム。1~6人で楽しむもので、プレイヤーは7人の労働者のチームを担当。自分の手番では労働者のうちの1人または複数を空いているアフターワークスペースに配置し、アクションをそれぞれ行います。実行後はすべての労働者を自分のファクトリーボードに、また置きます。これを繰り返し、アクションで得られるリラックスポイントが40ポイント以上になった際、もう一度アフターワークスペースの配置、アクション、ファクトリーボードへの配置をしてゲーム終了。その時点で最もリラックスしているチームが勝者に。

【いけださんがススめる。ココが面白い!】

「超がつくブラック企業で働く人達を、「癒やして、リラックスさせてあげる」というトンデモテーマ(笑)。変わった設定ですが、ゲームは悩みどころ満載で、しっかり考え込め、クセになる良作です。」(いけだ)

 

【いけだてつや推薦ボードゲーム・その10】

(C)DEAR SPIELE

クルセイダーズ 多言語版(2020年・Dexker Games/Tasty Minstrel Games/ディアシュピール)

6800円(税別)

オリジナルはアメリカのTMG社が2018年にリリースしたボードゲームで、多言語版として2020年にリリース。2~4人で楽しむもので、十字軍を率いて異教徒を鎮圧し、建物を建て、騎士団の影響力を高めることを目指すもの。プレイヤーは移動、召集、聖戦、建築、影響力という各自のアクションをボードで選択でき、アクションスペースに置かれたコマの数だけアクションができます。実行したアクションスペースのコマは、他のマスに振り分けられる「マンカラ」システム。すべてのアクションを満遍なく行わなければいけないルール。

【いけださんがススめる。ココが面白い!】

「初めて遊んだとき夢中になったゲーム。「マンカラ」システムは古代からゲームに採用された独特のもので、ルールがわかると同時に悩ましさが出てきます。」(いけだ)

 

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4