『ポケモンGO』などのAR位置情報ゲームで知られるナイアンテックが、スタッフを85~90人(全体の8%)を解雇するとともに、4つのプロジェクトを中止する予定だと報じられています。
米Bloombergによると、同社のジョン・ハンケCEOは従業員への電子メールで「経済的混乱の時期に直面している」として、すでに「さまざまな分野でコスト削減を進めてきた」と述べているそう。しかし、「今後待ち受けるかもしれない、あらゆる経済的な嵐を乗り切るため、そして会社を最高の状態にするために、さらに業務を合理化する必要がある」と付け加えているとのことです。
中止されるプロジェクトには、すでに発表済みの『TRANSFORMERS: Heavy Metal』や、Punchdrunk社とのコラボである『Hamlet』『Blue Sky』『Snowball』が含まれていると報じられています。
Bloombergに対して、ナイアンテック広報は「わが社は最近、主要な優先事項に集中するために、いくつかのプロジェクトを中止し、従業員を約8%削減することを決定しました」と回答。さらに「ナイアンテックを去る人々のこれまでの貢献に感謝すると共に、彼らがこの困難を乗り越えるように支援しています」とコメント。
ナイアンテックは好調のようにも見えましたが、『ポケモンGO』以外のプロジェクトはあまり上手く行っていないようです。2019年にサービスを開始した『ハリー・ポッター:魔法同盟』も前評判ほどにはユーザーが集まらず、2022年初めに幕を閉じています。
Harry Potter: Wizards Unite will officially close at 12:01 a.m. local time on Jan. 31, 2022. We sincerely thank all of our fans who have enjoyed the game. pic.twitter.com/WFvMlNcgpl
— Harry Potter: Wizards Unite (@HPWizardsUnite) January 28, 2022
同社はNBAのリアルワールドゲーム『NBA All-World』を発表したばかりですが、そちらの健闘を祈りたいところです。