ゲーム&ホビー
2022/8/29 10:45

任天堂とマイクロソフト、どちらも「(今のところ)PlayStation 5のように値上げしない」と約束!

先週ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PlayStation 5の値上げを発表しました。この動きを受けて海外メディアがマイクロソフト(以下、MS)や任天堂に問い合わせたところ、どちらも(今のところ)値上げの予定はないと回答しています。

↑Nintendo SwitchやXboxの値上げは今後あるのでしょうか?

 

まずXboxについて。海外メディアWindows Centralに対して、MSはXbox Series X|Sの価格を引き上げる予定はないと確認し、米ドル、英ポンド、ユーロなど各種通貨での希望小売価格を据え置くことを表明しています。

 

これら通貨の中に、円が含まれていないのが少し気がかりなところです。もっとも、ソニーは米国価格はそのままの一方で、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカやカナダなどで一斉に値上げする予定であり、その理由として「好ましくない為替の動向」を挙げていました。

 

つまり遠回しに「米ドル高のせい」と仄めかしていたことから、ドルに対して円だけでなくほかの通貨も安くなっているなか、日本だけ値上げする可能性は低いと思われます。

 

とはいえ、MSは「ファンの皆様に素晴らしいゲームの選択肢を提供するため、常にビジネスを評価しています」とも付け加えています。「しばらくは」値上げしない、程度に受け取っておく方がよさそうです。

 

かたやNintendo Switchについては、海外ゲームメディアEurogamerが任天堂に問い合わせています。これに対しては「6月の第82期定時株主総会で、古川社長が述べたとおりだ」として、今のところ価格は据え置きですとの回答です。

 

ちなみに古川社長の発言は「価格戦略についてお話できることはありませんが、現時点で各国におけるインフレや調達コストの増加を受けて、当社ハードウェアの価格を変更する予定はございません」といったものでした

 

世界的な不況やインフレで人々が経済的に苦しむなかで、ソニーがPS5を値上げすることは広く批判を集めています。しかし、業界アナリストのピアーズ・ハーディング=ロールス氏いわく、この動きがどれほど不評でも、潜在的な(PS5の)需要やソニーの収益が落ち込むことはないとのこと。

 

PS5人気に自信があるからこそ、ソニーも強気に出ているのかもしれません。値上げとなる15日まではまだ2週間以上ありますが、お店にほとんど在庫がない日本では「今のうちに買っておくといいかも」は禁句といえそうです。

Source:Windows Central
via:Tom’s Guide