9月15日からPlayStation 5は値上げされる予定ですが、それに先立ちオーストラリアで改訂モデル「CFI-1200」シリーズが出荷され、ディスクドライブ版とデジタル版の両方が軽量化されたことが先日明らかになりましたが、この最新モデルを分解したYouTuberが、内部設計もフルモデルチェンジしていると報告しています。
YouTuberのAustin Evans氏は、現在オーストラリアで販売されているPlayStation 5の新モデルを入手することに成功し、旧モデルのCFI-1000(初代)や1100(改訂版)との違いを紹介しています。
すでに新型は前モデルより約300g、初代より約600gも軽くなっていることがわかっていますが、それだけでなく消費電力も少なくなっているようです。
- 消費電力:モデル1000が218W、モデル1100が229W、最新モデルはわずか201W
- 最高温度:モデル1000は53℃以下、モデル1100は63℃以上でしたが、モデル1200は約53℃に再び下がっています
- 騒音レベル:48dB(初代)、43dB(1100)、45dB(1200)
内部設計については、いくつか注目すべきポイントがあります。例えば、ファンの形が旧モデルの物と異なっていたり、前2モデルにはないヒートパイプ(熱を瞬時に伝える部品。それ自体に冷却効果はなく、ファンなどと組み合わせて使用)が追加されていたり、マザーボードが短く軽くなっていたり。
ただし、良いことばかりではなさそう。モデル1200のCMOS電池の交換は筐体からマザーボードを取り外す必要があるため、かなり難しいようです。初代や旧モデルのときは必要ありませんでした。
こうした設計変更は電気の節約や本体が熱くなることを防ぎそうですが、PS5にとって頭痛の種である「需要に生産が追いつかないこと」の解消に繋がるよう祈りたいところです。
Source:Austin Evans(YouTube)
via:Notebookcheck