NVIDIAはゲームの残像(モーションブラー)を最小限に抑える新機能「G-Sync ULMB 2」を発表しました。
NVIDIAは2015年に、モーションブラーを軽減する技術「ULMB」を発表。これはモニターのバックライトを制御(バックライトのストロボ発光)することで、画面の遷移をよりくっきりさせる技術です。しかし、画面の明るさが下がるなどの問題点がありました。
一方でG-SYNC ULMB 2では、従来のULMBと比較して約2倍の明るさを実現。さらに、クロストーク(ときどき現れるストロボや二重像)がほとんどなくなったとしています。そして、360Hz駆動のモニターでも1440Hz駆動相当のモーションブラーが少ない描写が可能だとしているのです。
G-SYNC ULMB 2は対応する1440p、360HzのG-SYNC対応モニター向けに、無料アップデートにて提供されます。現在はAcerの「Predator XB273U」とASUSの「ROG Swift PG27AQN」でしか利用できませんが、「ROG Swift Pro PG248QP」とAOCの「AGON AG276QSG G-Sync Monitor」が対応モニターとして近日中に販売される予定です。
まだまだ利用できる環境の少ないG-SYNC ULMB 2ですが、ゲームプレイをさらに快適にしてくれる技術となりそうです。
Source: NVIDIA GeForce / YouTube