ミニ四駆の祭典「ジャパンカップ」の開幕戦となる「東京大会1」が6月19日(日)に品川シーサイドフォレスト・オーバルガーデンで開催された。今年のエントリー数は3300名! 大会へのエントリー方法が、オープンクラスは専用アプリ「TAMIYA PASSPORT(タミヤパスポート)」による事前申し込み方式へと変更となった。これまでエントリーのために早朝の現地入りを余儀なくされていた参加者にとって、とてもうれしい改善といえるだろう。
決戦の舞台となるのは「ウルトラバーニングサーキット2016」。オープニングセレモニー内で行われた出走式では、昨年のジャパンカップ2015 チャンピオン決定戦のオープンクラスチャンピオン・中橋誠敬さんを筆頭に、公認大会でビックタイトルを獲得した5名のチャンピオンズたちが試走。しかし完走できたのは1名のみという、“ウルトラバーニング”なコースを物語る結果に。
今回のコースでは、約170㎝のレーンチェンジャー「バーティカルチェンジャー」に目が行きがちだが、じつはその手前の「ジ・アルプス」こそが最大の難関。470mmを駆け上がる「アイガースロープEvo.」と二段下りの「アイガーステップ」からなる複合セプションの前に多くのマシンが制御不能に! 各クラスの決勝戦でも「アイガーステップ」でバランスを崩し、コースアウトするマシンが目立った。「ジ・アルプス」の攻略が、今年のジャパンカップ制覇へのカギを握りそうだ。
【入賞者インタビュー】
ジュニアクラスを制したのは岩淵 鴻明くん(14歳)。見事、栄光に輝いた彼の優勝マシンを拝見しながら、話をうかがった。
――優勝おめでとうございます!
岩淵 ありがとうございます! 優勝なんて夢のまた夢だと思っていました。
――ミニ四駆歴は?
岩淵 2年と6ヶ月ですね。いままで二次予選までしか行ったことなくて。今日も一次予選で敗退して帰るぐらいの気持ちでいたんで、優勝できるとは思ってもいませんでした。いまも手が震えちゃってて(笑)。夢なんじゃないかって思ってます!
――勝因はなんでしょう?
岩淵 安定を心がけたことだと思います。今回のコースでは、安定していないマシンが飛んでいってしまっていたので、それを見て、重りの重量バランスを変えたりしました。
――ほかに今回のセッティングのポイントはありますか。
岩淵 ギアを3.71にしたおかげで「バーティカルチェンジャー」を素早く抜けることができた気がします。
岩淵くんの優勝マシンはコレだ!
使用ボディ:アバンテMkⅢアズール クリヤーボディ
使用シャーシ:VSシャーシ
使用モーター:ハイパーダッシュ3モーター
使用ギア:3.7:1
オープンクラスチャンピオンのマシンは、7月23日発売の「ゲットナビ」9月号で紹介します!
力作揃いのコンデレマシンも紹介!
また、コンクールデレガンス(コンデレ)には今回もハイレベルな作品が多く集まった。約150作品のなかから選ばれた最優秀賞と優秀賞作品を紹介する。
最優秀賞
DoDoさんの作品 「ファントムトロン」
コメント「僕の中ではジャパンカップ出場1周年記念の作品となります。レインボーカラーをベースとしたサイバー感あふれるデザインと高級感のある黒を魅せた一台となりました」
優秀賞
にゃ~かまさんの作品 「ライキリ ミント&いちごVer.」
コメント「好きなアイスのフレイバーをライキリにあしらいました。」
優秀賞
ぎっくりさんの作品 「セクシーマッチョ1号」
コメント「タイプ2+ワイドワンウェイ 戦うマシンはカッコ良く!! 愛!!」