ヨーグルトはさまざまな人のニーズに応える発酵食品です。小腹を満たすために食べたり、病気の予防を意識して食べたりしている人も多いはず。そして、最近とくに増えているのが、“腸の健康”を意識して食べる人たちの存在です。
そんなニーズを意識して、江崎グリコでは9月25日から「BifiXヨーグルト 甘くないプレーン 375 g」を北海道、東北、関東甲信越エリアで発売します。同社にとっては満を持して発売に至った無糖タイプの大容量ヨーグルト。ほかのヨーグルトとはいったいどこが違うのでしょうか?
グラノーラと絡めたときの違いは歴然!
「BifiXヨーグルト 甘くないプレーン 375g」は、シリアルやフルーツと一緒にヨーグルトを食べるユーザーを意識して生まれた商品です。これまで、「シリアルに絡みにくい」「乳清がシリアルをふかして食感が悪くなる」「もっとフルーツやシリアルに絡みやすいものが欲しい」といった声が多かったそう。そんな不満を解消したのがこの無糖タイプです。
普段は加糖タイプを好んで食べる筆者なのですが、無糖タイプは少し固めの食感や酸味が苦手……ヨーグルトはとろりとなめらかな食感が好きですし、酸味を和らげるためにジャムを加えて食べることがほとんど。
身体にいいことはわかっているけど、おいしくないのは困るなと思いながら新商品を食べてみると……思っていたヨーグルトとは全然違う! まず、口当たりは本当になめらか。一般的な無糖ヨーグルトが豆腐のようにほろほろと崩れるイメージだとすると、BifiXヨーグルトは液状に近いんです。あと、無糖なのに少し甘みを感じるのも不思議。
続いて、グラノーラを混ぜたものも試食してみました。ヨーグルトがしっかりグラノーラに絡まっています。そして、その食感はザクザク! 普通はヨーグルトから出る水分で食べている途中にグラノーラがべちゃっとし始めるのですが、一切その気配はありません。
実際に他社の無糖ヨーグルトとも比べてみたところ、その差は歴然。少し時間を置いたプレーンなヨーグルトを見比べても、他社のヨーグルトは表面に水分が出ていますが、BifiXヨーグルトはほとんど離水していません。
前発酵だからこそ実現したなめらかな食感
一般的な無糖ヨーグルトは、原材料を混合して殺菌したあとに乳酸菌を加え、容器に充填し、容器内で発酵させます。それに対し、Bifix 甘くないプレーンはタンク内で発酵させてから容器に充填する「前発酵なめらか性能」を採用しています。
こうすることで、食感を調整できたり、発酵の管理がしやすくなったりしているのです。その反面、発酵させるためのタンクが必要になるので設備費がかかるのだとか。とはいえ、無糖の大容量タイプという同社にとっては未開拓だった市場のシェアを取りにいくための心意気が垣間見られますね。
腸で増殖する「ビフィズス菌BifiX」はメタボ対策にも効果的
江崎グリコでは2011年から「BifiXヨーグルト」を展開しています。このヨーグルトには、グリコ独自の「ビフィズス菌BifiX」が使用されているのが大きな特徴。
腸内にはさまざまな細菌がおり、善玉菌が多いほど免疫力が高まることがわかっています。そんな善玉菌のひとつにあたるのが、ビフィズス菌なんです。ストレスや偏食、運動不足、加齢によって失われがちなビフィズス菌をヨーグルトを通して手軽に摂取できるのが、BifiXヨーグルトの魅力です。
また、ビフィズス菌BifiXは腸内での増殖性の高さが実証されており、便秘改善に効果的なのはもちろん、最新の研究では内蔵脂肪を減らす効果があることもわかっています。さらに、インスリン感受性を改善する可能性があることも確認されており、健康を意識する人にとっては欠かせない食品といえるでしょう。
「BifiXヨーグルト 甘くないプレーン 375 g」の希望小売価格は198円(税込)。まずは東日本でのみの販売となっていますが、2018年上半期には西日本でも販売予定です。朝食以外のシーンでもぜひ食べてみてください!
BifiXシリーズ http://web.bifix.jp/