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2018/10/26 22:30

ヨガのキモは「呼吸」にあり!――『最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』

ヨガをするといいことがたくさんある。私の場合は気持ちが落ち着き、身体のコリがとれるので、肩こりにも効果があるし、同じポーズを取ったまま静止するので、バランス感覚が養われている気もする。そして、ヨガは、心にも良い状態をもたらしてくれるようだ。

 

ヨガは呼吸法

最近、私は何年かぶりにヨガをするようになった。といってもジムには行かず、家で動画を見てこなしているだけなのだけれど、身体を伸ばすのは、やはり気持ちがいい。何より気持ちが落ち着く。私は、ヨガの肝は、ポーズではなく呼吸だと思っている。深い呼吸を何度も繰り返すうちに、なんともいえない心地よさが訪れるのだ。

 

そもそも私がヨガを始めたのは、20代のころだった。あれこれ悩んで不眠気味の私に、知り合いが勧めてくれたのだ。そのヨガでは、お腹の中にある空気を全部息を細く長く出すように、と指示された。数十センチ離れたキャンドルの炎を消すような感じで唇を少しとがらせ、長い長い時間、息を吐く。最初は面倒だったのに、やってみるとこれが、ものすごく気持ちよかった。

 

 

ストレス発散とヨガ

私はヨガを始める前、ハリの先生に「呼吸が浅く、脈も早い。身体がガチガチに固まっているからゆるめないと」といつも叱られていた。肩がこっているし、猫背だし、ちゃんと呼吸できていないという。毎日深呼吸しろと言われ、頑張って思い切り新鮮な空気を吸い込みんでいたが、そのやりかたは逆だったようだ。身体の中の空気をできる限り外に出し、吐ききった後に自然と吸い込む空気だけで十分だ、というのがヨガの教えだった。

 

この呼吸をしていると、身体の中の空気が老廃物のように思えてくる。だから、外に出した時の爽快感が心地いい。一種のデトックスなのだと感じた。ヨガを続けるうちに、私は知らず知らずのうちに安定した呼吸ができるようになったようで、ハリの先生にも叱られなくなったし、全身脱力できるポーズ(死体のポーズ)を繰り返すうちに、体を上手にゆるめられ、上手にリラックスできるようになり、肩こりや不眠ともさよならできたのだった。

 

 

ヨガで引き寄せ!?

最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book』(皇村祐己子、皇村昌季・著/学研プラス・刊)では、ヨガをするとミラクルが起きやすくなる、と書かれていた。ポイントは「正しく体をゆるめること」なのだそうだ。ヨガの快感を知った私なので、この言葉には一理あるということがわかる。ゆったりした心身でいれば普段以上にがんばれるからだ。

 

著者のひとり皇村祐己子さんは、IT化により、現代人は常に心身ともにストレスや緊張が続いており、睡眠障害や肩こりや冷えなどが起きやすいと主張する。まさに20代のころの私がそれだ。そして体をゆるめたら眠れるようになったのも実感している。だから「真にリラックスすること」で心が驚くほど落ち着くのも、よくわかっている。

 

 

自分の心の状態を把握する

ヨガは奥深い。修行法とはよく言ったもので、私は、回数をこなせばこなすほど、今日は随分脚が張ってるな、とか、普段より心が乱れているな、などと自分の心身状態に気づくやすくなっていった。自分の身体が今日は今ひとつだという時には、無理もしなくなった。

 

本では人の心は湖にたとえられていた。湖面(顕在意識)が波立っていると、湖底にある潜在意識を見つけることができないのだと。心の湖面は「波立ちがなく鏡のように静か」な状態が理想なのだと。この心の波立ちを落ち着かせてくれるのがヨガだという。ヨガの死体のポーズなどでは、瞑想状態に近くなるのか、何も考えない静寂が訪れる。過労気味の脳を少し休ませてあげるためにも、ヨガはとてもいい方法なのかもしれない。

 

 

【書籍紹介】

最高のしあわせをつくる 引き寄せヨガ Perfect Book

著者:皇村祐己子、皇村昌季
発行:学研プラス

引き寄せヨガは、緊張とリラックスのポーズを繰り返すことで心と体をゆるめるメソッド。体調が整うのはもちろん、潜在意識に働きかけて願いを引き寄せることができるヨガです。ポーズは音声ガイドと連動。いつでも引き寄せ力をアップできる椅子ヨガも収録。

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