GetNavi&GetNavi webとロケットニュース24が毎月共通のテーマで検証を行う本連載。今回のテーマはダイエット。単に方法の紹介というよりは、生活習慣や食生活を見直していきます。ロケットニュース24はサラダチキンのベストを探し、GetNaviは活動量計を3本付けて生活しました。
「ながら食べ」「不規則な食生活」で体重が83kg(10年前より15kg増加)まで増えた、ウェブ編集長・山田の身体にはどのような変化が起こったのでしょうか? 雑誌版編集長・野村がFitbitを付けて2週間で4kg痩せたというのを聞いて、3つ装着すれば3倍痩せられるんじゃないか? というヨコシマな気持ちで始めた山田ですが、3つ付けたら付けたで、意外な効果や違いがわかったのでレポートしていきます。
【使ったのはリストバンド型の最新&オススメ3製品】
左:Fitbit Alta 実売価格1万7410円
中央:Garmin vivofit 3 実売価格1万280円
右:Misfit Ray 実売価格 1万3810円
現在、活動量計のモデルには様々なモデルがありますが、今回選んだのは、リストバンド型のタイプ。腕時計形状のものではなく、デザイン的にはシンプルなものです。かつ、価格も初めての人が手に取りやすい、1万円前半からの最新モデルを選びました。どのモデルも専用アプリとBluetooth連携させて各種データを管理します。
3週間で起こった変化ーー3倍のアメとムチが楽しい
筆者は3つのモデルをほぼ常時装着し3週間生活。Fitbit Altaだけは生活防水なので風呂やジムのスイム時以外は外した。なお、筆者はもともと週1回、ジョグ(3km)と自転車(10km)、スイム(300〜400m)を気分転換に行う程度の運動を実施。が、昼食が夕方になったり、夕食が0時をまわるなどもかなり多く、ザ・不規則な生活を送っている(飲酒は週4回、晩酌にビール1杯とハイボール1杯程度)。
①毎日飲んでいたエナジードリンクが水に変わった
筆者は大のエナジードリンク好きで毎日1本飲むのが日課だった。エナジードリンクはカロリー自体は高くないが、それでも一般的なジュースほどのカロリーがあり、食事管理するたびにグラフが上がるのが嫌になってきて飲むを自然とやめてしまった。また、Fitbit Altaの「水飲め」プレッシャーが凄い! 筆者の身長/体重/年齢では1日あたり1893mlの水分摂取が推奨とのことだったので、こちらも自然に水を飲む習慣がついていった。
②鬼のような通知ラッシュにおびえる
Fitbit Altaとvivofit 3は専用アプリからの通知が活発。「ご飯を記録して!」などのリマインドが飛んできて、怠惰な自分が鮮明になって凹む。反面、目標を達成するとバッジ獲得の通知をくれたり、歩数達成の通知をくれたりと、「アメ」要素も活動量計を1個付けているときよりも活発。常に管理下に置かれている環境がよく、継続するモチベーションが落ちなかった。
③食べたものを記録するのが億劫で間食をしなくなった
Fitbitとvivofit 3は専用アプリから食事管理が可能。Fitbitは公式アプリ「Fitbit」で管理ができるが、vivofit 3は食事だけは連携アプリの「MyFitnessPal」を使う(それ以外は公式アプリの「Connect」で管理可能)。どちらも検索&選択式で入力が簡単だったけど、間食の記録までするのが本当に面倒で間食自体をやめてしまう、という副次効果が得られた。
④3つも付けているけどほとんどツッコまれなかった
3本装着しているとさすがに目立つはずだけど、多くの人がチラ見数回。しびれを切らして、こちらから話題を切り出したぐらいだ。だが、話題のカテゴリだけに一旦話に出ると「歩数の違いあるの?」「つけ心地は?」「効果は?」と話題が尽きない状態に。ビジネスマンの場合、腕につけるのを躊躇う人がいるかもしれないが、1本つけるぶんにはまったく違和感ないといえる。
3週間で体重はどれだけ減ったのか?
さて、気になる体重の変化について。ダイエットネタでよくあるBefore→After、猫背→背筋ピンでビジュアルを見せてもよかったのだが、結局あれは撮影次第でどうにでもなる部分があるので、ジムにある体組成計でしっかり計測したデータを掲載することにした。
【Before】
もともとの体重は82.8kg。典型的な肥満型に分類されるタイプで、脂肪が標準よりも10kg近くオーバーしている。
【After】
80.9kgまで減ってマイナス1.9kg減! 脂肪量が21.35kgから20.55kgと0.8kg減少した。特に足は片足だけで300gも減っていることがわかる。
【まとめ】
明らかに効果が出たといっていいだろう。活動量計は自分の身体が数値化されることで、日々の生活を見直すきっかけになり、適度な運動と適切な食事量をとるように習慣づけてくれるデバイスだが、3つ付けるとそれが純粋に3倍になるイメージだ。3つつければ効果が3倍! というわけではなかったが、筆者の生活習慣自体は3倍以上改善したように思える。
本記事では効果の面について触れたが、次回は3モデルの機能面や実際の使い勝手をレビューしていきたいと思う。そちらも期待してほしい。