JT のコーポレートR&D組織D–LAB(ディーラボ)が開発する、呼吸するクッション「fufuly(フフリー)」。そのfufulyのローンチイベントが先日、二子玉川 蔦屋家電にて開催されました。
「CES2023イノベーションアワード」などでも注目されたクッション!
fufulyは抱きかかえて使う呼吸誘導型のロボットクッションであり、「呼吸の引き込み現象」に注⽬し、まるで呼吸をするように膨らんだり縮んだりするテクノロジーを活⽤しています。このクッションはJT、ユカイ⼯学、博報堂が開発し、商品化を⽬指すプロジェクトからスタートしました。
fufulyは、アメリカのラスベガスで行われたCES 2023でコンセプトモデルを発表し、「CES2023イノベーションアワード」のほか、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS「ACC シルバー」を受賞しました。また、2023年秋にKickstarterにてfufulyのクラウドファンディングを実施し、209人のバッカーの方々に支援され、目標金額の647%にもおよぶ、485万8806円の支援されたとのこと。
そんなfufulyの特徴は何なのでしょうか? 長時間のパソコン作業、さまざまなストレスや疲労、コロナ禍のマスク生活などにより、現代人は無意識のうちに呼吸が浅くなっているといいます。またそれらが原因となり、身体にさまざまな不調をきたすこともあるのだとか。fufulyは、そんな現代社会を生きる人々に、もっと休息や休憩を意識し、促したいとの考えから誕生しました。
fufulyの開発で着目されたのは、先述した「呼吸の引き込み現象」です。これは、触れているものの動きに呼吸リズムが引っ張られる“生き物の性質”です。この現象を応用した「Deep Breathing Technology」が搭載されており、呼吸に似た動きをするクッションを抱きかかえていると、自然と呼吸のリズムや深さが同調します。心を落ち着かせたり、タスクパフォーマンスの向上につながるのだそう。
クッションの形状は「ふぅっ」と吐いた息を、白い色は澄んだ空気をイメージ。
まずは見た目がマシュマロみたいでかわいい! そして抱いた感想としてはとても手触りがよく、 膨らんだり縮んだりする動作が、まるで犬や猫などのペットが膝の上に座っていて、一緒に呼吸しているかのようで心が落ち着きました。不思議とfufulyのことをペットのように手でヨシヨシとなでていましたね(笑)。このままずっと抱いていたい、離したくない……!と思いました。
仕事に集中していると浅い呼吸になりがちですが、深い呼吸をすることで副交感神経が優位になりリラックスすることで、ストレス状態が落ち着きます。呼吸するクッションfufulyに触れて呼吸を落ち着かせることで、日々の仕事で疲れていた気持ちも自然と癒されました。リビングでテレビを見ながら、仕事の休憩時、眠れないとき、いろいろな場面でもっと試してみたいですね。