家電
2025/1/8 6:15

早く商品化して!「ロボットアームつきロボット掃除機」をロボロックが「CES 2025」で発表

ロボット掃除機やスティック掃除機の製造・開発を行うBeijing Roborock Technology。同社は世界最大級の家電見本市「CES 2025」にて「新しい時代を揺り動かす(ROCK A NEW ERA)」というテーマのもと、ロボット掃除機の新製品などを発表しました。

 

記事のポイント

アメリカ・ラスベガスで行われているCES 2025にて、「Roborock Saros Z70」をはじめとする3つのロボット掃除機を発表。そして、吸引・水拭き両用スティック掃除機であるF25シリーズ、オールインワンインテリジェント洗濯乾燥機「Roborock Zeo One」、「Zeo Lite」、「Zeo Mini」もあわせて発表しました。注目はやはり、ロボットアーム搭載の「Roborock Saros Z70」。モノをひょいひょいと移動させながら掃除する様を想像すると、ワクワクしてきますよね。ぜひとも実用レベルを上げて、いち早く商品化してほしいところです。

 

「Roborock Saros Z70」はロボット掃除機として初めて、量産型の5軸の折りたたみ式ロボットアームである「OmniGrip」を搭載。ロボット掃除機本来の掃除機能に加え、小さい物体を片付けることができます。

↑「Roborock Saros Z70」

 

「Roborock Saros 10」は、Roborock初のRetractSenseナビゲーションシステムを搭載することで、モジュールを内側に格納して、100度という広い視野を維持しつつ、狭い空間を通過できます。LDSナビゲーション技術をさらに強化したことで、高さ7.98cmという超薄型の形状を実現。ナビゲーション機能以外にも、VibraRise 4.0モッピングモジュールのアップデート版とRoborockの最新のクリーニングテクノロジーが複数統合されています。

↑「Roborock Saros 10」

 

「Roborock Saros 10R」は、次世代のAI「StarSight Autonomous System 2.0」によって、インテリジェンスを向上。同システムでは、ナビゲーションに従来のレーザー距離センサー(LDS)タワーモジュールを使用する代わりに、デュアルライト3D Time-Of-Flight(ToF)テクノロジーとAI搭載のRGBカメラを統合しています。これにより、高度な3Dマッピングと障害物検出が可能になると同時に、高さ7.98cmという超薄型形状を実現したといいます。

↑「Roborock Saros 10R」

 

ロボット掃除機の他に、Roborockは新しい吸引・水拭き両用スティック掃除機であるF25シリーズを発売しました。同シリーズは、背の低い家具の下の汚れやシミを簡単に取り除ける180度対応のFlatReach Deep Cleaningと、髪の毛がからまりにくい、からまり防止ローラーなどの機能を備えています。

↑F25シリーズ

 

このほか「Roborock Zeo One」、「Zeo Lite」、「Zeo Mini」という3つのオールインワンインテリジェント洗濯乾燥機をあわせて発表。これらのモデルは、ゼオライトの持つ優れた水蒸気吸着能力を利用して、高熱にさらすことなくデリケートな生地を保護するZeo-cycle乾燥技術を採用しています。50℃程度の適度な温度で乾燥させることで、生地を優しくケアしながら、水分を効率的に取り除くことが可能。すでにヨーロッパとアジア太平洋諸国の一部で洗濯機製品を発売しており、2025年にはさらに多くの国で販売を開始する予定とのこと。