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2025/6/5 11:30

掃除性能で選ぶならコレかも! シャークのコードレススティッククリーナー最上位「Shark PowerClean 360」を発表会でチェック

日本市場のニーズに対応した製品を投入してきたシャークですが、今回は「掃除の性能が高い」というシンプルなポイントで攻めた製品を展開します。

 

シャークニンジャからコードレススティッククリーナーの最上位モデル「Shark PowerClean 360(シャーク パワークリーンサンロクマル)コードレススティッククリーナー」(以下、Shark PowerClean 360)が登場しました。6月18日発売予定で、市場想定価格は9万9000円(税込)です。今回、発表会が開催されたのでその様子とともに製品を紹介していきます。

 

前後左右からゴミを吸い、2.2kg以下で「最も優れた掃除性能」

Shark PowerClean 360は、2.2kg以下のコードレススティッククリーナーの中で最も優れた掃除性能を実現したとうたう製品です。掃除機を「前に押す」「後ろに引く」のに加えて、両サイドからもゴミを吸い取る「360°クリーニング」を可能にしています。

↑Shark PowerClean 360のピュアブラックモデル。

 

360°クリーニングを実現するために、新開発の「360インテリジェントノズル」と3つのセンサーを搭載。ノズルにはブラシロールの後方にフラップが付いており、掃除機を後ろに引くとフラップが動いて空気の流れを作ることでゴミの吸引が可能。これにより、前後に動かしてゴミを取り除けるようになりました。

↑ヘッドのブラシの後方、写真では下にフラップが付いています。掃除機を前に押すとフラップが後ろに倒れ、後ろに引くと前に倒れることで空気の流れを止めたり作ったりしています。

 

また、3つのセンサーは検知したゴミの量に応じて吸引力を自動調整する「iQセンサー」、床のタイプを検知してブラシの回転速度を自動抑制する「フロアセンサー」、壁際を検知して吸引力を最大2倍にする「エッジセンサー」を搭載。これらのセンサーによって、前後はもちろん、壁際に溜まったゴミも取り除けます。

↑センサーとフラップによって効率的な掃除を実現。

 

特に、高い吸引力と、後ろで引いたときにゴミを吸い取ることの両立は難しいそうです。コードレススティッククリーナーの場合、ヘッド後方の密閉性を高めることでゴミを吸い取りやすくすることが多いそうで、シャークニンジャにとって難しい開発のチャレンジになったとしています。

 

静音性と掃除性能が高いブラシロールに、ゴミを見やすくする青色LED

また、ブラシロール自体も新たに開発しました。従来製品のラバーフラップよりも静音性、ゴミの除去性能、耐久性に優れるケプラー繊維を採用しています。それでいて従来同様、ブラシロールに毛が絡まないテクノロジーも搭載。長い髪の毛やペットの毛も掃除しやすくなっています。

↑左が従来のヘッドで、右がShark PowerClean 360のヘッド。ブラシの素材が違うのが見た目にもわかります。なお、ブラシロールは今回も取り外して水洗いが可能。

 

上位モデルに搭載されることの多いゴミを可視化するLEDは、青色LEDヘッドライトを搭載。フローリングの上にある見えにくいゴミを浮かび上がらせます。

↑青色LEDヘッドライトで照らすと、ヘッドから少し離れたところまでゴミが浮かび上がるのがわかります。

 

充電と本体収納を兼ねた自動ゴミ収集ドックも付属しています。ドックには約30日分のゴミを溜めることが可能。また溜めたゴミは圧縮されるので、捨てるときに空中に飛び散りにくいそうです。さらに、ゴミを溜めるダストカップに目盛りが付いたウインドウを搭載したため、ドック内のゴミを捨てるかどうかが視覚的に判断しやすくなっています。もちろんダストカップ自体の水洗いも可能です。

 

自動ゴミ収集ドックのデザインにも工夫が凝らされており、従来の四角形からひし形にすることでどこからでもコンパクトに見えるようにしているとのこと。

↑ダストカップに目盛りが付き、ひし形になった自動ゴミ収集ドック。

 

このほか、ハンディクリーナーとしての使用、ブラシ付き隙間用ノズルや布団ノズルなどの付属品で家のあらゆるところの掃除が可能です。

↑付属品としてブラシ付き隙間用ノズル、ペットマルチノズル、布団ノズル、ミニモーターヘッドを用意。自動ゴミ収集ドックにドッキングする形で収納できます。

 

カラバリは2色展開で、ピュアブラックはパイプ部分が曲がる「FLEXパイプ」を搭載。一方のライトコッパーはストレートなパイプを搭載しています。重さはピュアブラックが約2.2kg、ライトコッパーが約2kgです。

↑ライトコッパーのShark PowerClean 360。

 

↑ピュアブラックはFLEXパイプなので、かがむことなく家具の下などが掃除しやすいです。

 

運転時間はエコモードで約38分、ゴミの量に応じて自動で吸引力とノズルの回転スピードが調整される iQモード時で約7~38分、ブーストモードで約7分(すべてスティック時)となっています。

 

使ったらしっかりきれいになる掃除機を選ぶなら注目の1台

シャークニンジャはこれまで日本市場に投入してきた製品で、「日本の掃除のお困りごと」を解決してきたといいます。たとえば2023年に登場した「Shark EVOPOWER SYSTEM NEO」では、「軽い掃除機はゴミを吸わない」というお困りごとに対して、1.5kg以下のコードレススティッククリーナーの中で最も優れた掃除性能を実現したとのこと。

↑シャークニンジャがお困りごとを解決した一例として挙げたShark EVOPOWER SYSTEM NEO。

 

対して、Shark PowerClean 360はお困りごとへの解決策ではなく掃除力の高さ、とにかく最高の掃除性能を備えた掃除機がほしいという、掃除機に求められる基本的かつ最も重視されるニーズに向けて開発したそうです。360°クリーニング、新開発のブラシロール、青色LEDヘッドライトと、製品の特徴を見るだけでも開発の意図がよく伝わってきます。

 

特に後ろに引いての掃除はゴミをちゃんと吸い込んでいて、ヘッドを前後に動かして掃除するような、よくやる動きで床やラグがきれいになるのをデモで実感できました。

 

価格帯で見ても機能で見ても、多くの製品があるため選びがいのあるコードレススティッククリーナーですが、使ったら部屋がしっかりきれいになる掃除機がほしい、といったときに候補にあがりそうな製品といえるでしょう。

 

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