エアコンは猛暑が続く夏、空気清浄機は花粉が飛び交う春、というように、家電製品にも特に必要とされる時期、すなわち「旬」というものがあります。でも、さすがに掃除機に旬はないだろう……と思っていたら、なんと掃除機の旬は、特に布団クリーナーだと梅雨の時期、つまり今なんだとか。先日、ダイソンのショウルームにて開催されたイベントで、その理由とこの時期における布団クリーナーの重要性をしっかりと学んできたので、掃除のコツや注意すべき点などをお伝えしたいと思います。
梅雨はダニの繁殖が活発化
梅雨の時期は高温多湿で、ダニにとっては繁殖の大チャンス。それゆえにダニの死骸やフンも増えやすく、空気中に舞ったそれら異物を人間が吸い込んでしまうと、それがアレルゲンとなってさまざまなアレルギー反応を引き起こします。
ダニのエサとなるのは人間のフケや皮膚剥離物、垢など。つまり、ダニを繁殖させないためには、エサとなるホコリやチリなどを除去し、すでに存在するダニ自体や死骸、フンをゴッソリ取り除く必要があります。そのためには掃除機(布団クリーナー)で掃除するのが最も効果的、というわけなのですが、見落としがちなのが寝具の掃除。ダイソンの社内調査によると、3~5歳の子どもの寝具を掃除したところ、最大で363匹のダニの死骸が見つかったそうです。
プロが教えるダニが住みにくい環境づくりのコツ
イベントでは家事代行サービス「ベアーズ」の高橋ゆきさんが登場し、寝具まわりの掃除のコツについていろいろと教えていただきました。高橋さんにいただいたアドバイスは主に以下の3点です。
①掛け布団はめくっておく
高橋さんによると、起床後のベッドはベッドメイキング後のようにキッチリと整えるのではなく、掛け布団をめくっておいたほうがダニの繁殖を防げるとのこと。寝ている間に人は200~600mlの汗をかくため、少しでも風通しを良くしてダニが住みやすい環境をなくすというわけです。
②ベッドカバーは3日に1回外す
ベッドのマットレスのカバーはだいたい3日に1回は外しておくのがベター。カバーやシーツを交換して洗うひまがなくても、カバーを外しておくだけでも効果かがあるそうです。
③掃除機を体ごとゆっくりと動かす
布団クリーニングをするときは手だけで掃除機を動かすのではなく、体ごとゆっくりと動かします。こうすることで、掃除の効果も高く、疲れにくいそうです
Dyson V7 Mattressで掃除を実演!
当日は、5月発売の「Dyson V7 Mattress」を使用した布団掃除の実演も行われました。布団カバーの下にまいたベビーパウダーを、カバーの上からV7 Mattressで吸引するというものでしたが、高い吸引力によって見事にベビーパウダーは吸い取られていました。このように、本機ではカバーの上からでも手軽に掃除が行えるので、毎日サッとクリーナーをかけ、3日に1回カバーを外しておくことでダニ対策として十分な効果を得られるそうです。
続いて、V7 Mattressに付属するさまざまなアタッチメントを使った効率的な掃除の実演も行われました。アタッチメントはどのタイプも手軽にカチッと装着できるので、外れる心配はありません。
編集長宅にはすでにダニの脅威が……導入待ったなし!
今回のイベントの参加者には事前にDyson V7 Mattressが貸し出されており、それで布団を掃除して取れたゴミを持ってくるという宿題がありました。イベントではそれを顕微鏡でのぞいてダニの有無を確認したのですが、確認時間が短かったこともあり、ほとんどの人は発見できず。かくいう筆者も残念ながらダニは見つかりませんでした。
しかし、GetNaviの野村純也編集長はさすがに「持っている」人でした。自宅から持ってきたゴミからしっかりとダニの死骸を発見したようです。自宅のベットを掃除したゴミからダニの死骸が出たことを喜んで良いのかどうか、複雑な心境だとは思いますが、イベントや記事的には大成功です。
厚生労働省の調べによると、幼稚園児の19.9%が喘息を持ち、4か月から6歳までの子どもの12%前後がアトピー性皮膚炎を発症しているそうです。また、花粉を含むアレルギー性鼻炎の人は全国で47.2%、なにかしらの食物アレルギーをもつ乳児は5~10%にものぼるとのこと。これらの症状のアレルゲンがダニの死骸やフンということも多いそうで、それを掃除できる布団クリーナーは、もはやこの時期必須の家電と言えるでしょう。特に、子どものいる家庭は待ったなしで導入を検討したほうがいいでしょう。