タイガー魔法瓶は、「五感に響きわたる、おいしさと上質感を。」をテーマに、デザインや音、操作性にまでこだわった「GRAND X(グランエックス)」シリーズから、「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE 炊きたて>」(JPG-X100)を9月11日に発売します。色はフロストホワイトです。実売予想価格は12万8000円前後(税抜)。
内釜に「炭化ケイ素」を新配合し熱伝導の性能をアップ
JPG-X100は、内釜の「プレミアム本土鍋」に陶器の本場・三重県四日市市の「四日市萬古焼」を使用。こちらは、厳選された原料を配合した土から成形し、四度の焼き工程を経て完成することもあって、プレミアム本土鍋の厚さは最大5.0㎜となっています。今回、この土鍋に「炭化ケイ素」を新配合。土鍋の特徴である蓄熱性に「炭化ケイ素」の熱伝導の良さを加えることで、蓄えた熱を素早くしっかりと米に伝えます。また、内側底面には「波紋底」を新採用。この波紋によって泡立ちが均一になり、お米をムラなくふっくらと炊きあげてくれます。
本体内側底部分には、従来品(2016年製JPX-102X)より表面積が約11.4%アップした「遠赤特大土かまど」を搭載。IH発熱をする遠赤特大土かまどとプレミアム本土鍋の二重発熱構造によって高火力で炊きあげ、甘み濃厚な香り高いごはんに仕上げます。
デザイン面では、フラットな背面でアイランドキッチンに置いても美しく見える360°デザインを採用。スチームキャップの位置を上ぶた内側に移し、上ぶた外観の形状にもこだわっています。
また、選択したメニューや行っている操作を音声で読み上げる「音声ガイド」機能により、操作をより分かりやすくアシスト。お知らせ音の種類は、シンプル、クラリティー、リッチという世界観で3種類搭載しました。
タッチパネル全体がスピーカーとして機能する新構造のため、音声がクリアに聞こえるのも特徴。タッチパネルに触れると振動が指に伝わるので、従来では得られなかったタッチした感覚が分かりやすくなっています。
そのほかにも、大小2つのボールによる可変圧力機能で、ねばりを引き出しつつしっかり炊きあげる「可変W圧力炊き」、加熱時に不要な水分を取り除き、保温時に水分の膜がごはんをしっとり保温する「つや艶内ぶた」なども搭載。炊きあがりメニューは、「しゃっきり」から「もっちり」まで「ねばり加減」を5段階で選べるほか、麦ごはん用に「押麦」、「もち麦」メニューも搭載し、多彩な炊き方が可能です。
今回、タイガーは「内釜と火力にこだわる」といった高級炊飯器の王道の姿勢をつらぬいた形。デザイン面からタッチパネルの操作感、操作音までクオリティを追求し、より高級モデルの風格を高めてきました。12万8000円前後と高価ですが、昨年とは違ったタイミング(昨年、最上位機種は6月に発売)で、満を持して登場した製品だけに、大きな期待が持てるモデルですね。
【SPEC】●サイズ/質量:W261×D325×H220mm/約7.3kg●炊飯容量:1合~5.5合●最大消費電力:1180W●メニュー:エコ炊き、白米、早炊き、炊込み、おかゆ、玄米、押麦、もち麦、麦がゆ、雑穀米、おこわ