シャープは、プラズマクラスター除湿機、プラズマクラスター扇風機、蚊取空清を発表しました。どれも梅雨から真夏にかけて販売台数が伸びる注目の家電です。
リビングでの部屋干しが増加し、大型除湿機の需要もアップ
シャープによると、花粉や黄砂、PM2.5などが洗濯物に付着する不安から、洗濯物を外に干さない家庭が年々増加しているとのこと。週1回以上部屋干しする人は、夏場の雨天時以外でも4割にのぼり、除湿機の国内需要は増えているそうです。また、部屋干しする場所はリビングが最も多く、除湿能力14L/日以上の大容量クラスも増加傾向にあるといいます。
よく過ごすリビングで洗濯物を干すと、気になるのが部屋干しの「ニオイ」や湿気よる「カビ」です。こうした点を踏まえて発表されたのが、ニオイやカビ対策を強化したプラズマクラスター除湿機「CV-H180」「CV-H120」です。
臭い戻りを防ぐモードとカビを未然に防ぐモードを搭載
こちらは衣類を乾燥させながら、シャープ独自のプラズマクラスターイオンを吹き出し、部屋干し衣類の生乾き臭を抑制。すぐに取り込めないときも、「臭い戻り対策モード」に設定しておけば乾燥後もプラズマクラスターイオンを放出し、臭い戻りを抑制してくれるのです。また、「カビバリア」運転は、後ろななめ20度の風でしっかり空気を循環し、パワフルな風と除湿、プラズマクラスターイオンの効果を組み合わせ、付着カビ菌の増殖を抑制。カビを未然に防いでくれます。
なお、CV-H180は、前モデルと比較すると奥行は12mmスリムになっていますが、除湿能力は1.5倍にパワーアップしています。さまざまな部屋干しスタイルにも対応し、2つのスイングで広範囲かつ立体的に送風できるのも頼もしいですね。例えば、体操服の上下なら約40分で乾燥できるとのこと。
実際に湿度の高い2畳ほどの部屋で、CV-H180の除湿デモが行われました。元は湿度75%だった湿度が、15分ほどで49%になり、天井にぶら下がっていた濡れた布も乾いていました。
CV-H180とCV-H120の発売日は5月12日。CV-H180の除湿能力は、16L/18L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は20~40畳/23~45畳(同)。CV-H120の除湿能力は、11L/12L/日(50/60Hz)、除湿可能面積の目安は14~28畳/15~30畳(同)。実売予想価格はCV-H180が6万5000円、CV-H120が5万8000円です(すべて税別)。