家電
2018/11/28 19:00

パナvsダイソン 2大高級ドライヤーの「独自機能」を徹底比較!

【テスト内容はコチラ】

髪を整えセットするモードやノズルなど、髪を乾かすだけではない独自機能の実力や使いやすさをチェックします。

 

【テスト結果はコチラ】

エントリーその1
パナソニック
ヘアードライヤー「ナノケア」  EH-NA9A

髪の毛から地肌まで、潤いを与えるモードが満載

前編でも触れたように、パナソニック「ナノケア」はモードが多彩。基本的な仕様として、「ナノイー」とミネラルマイナスイオンが髪に潤いを与えてしっとりまとまりやすくしてくれるほか、「温冷リズムモード」「毛先集中ケアモード」「スカルプモード」「スキンモード」「インテリジェント温風モード」を備えています。これらは髪を乾かすときに上手に組み合わせることで、髪はツヤツヤ、地肌にはしっとり感をもたらすというもの。さっそくいくつかのモードを試してみましょう。

 

温風・冷風を交互に出して髪を整える【温冷リズムモード】

↑髪を乾燥させる際に使う「TURBO」または「DRY」のときに、丸い「風温切替ボタン」を一回押すと「温冷リズムモード」に

 

髪は温められると形を変えやすくなり、冷やすと固まるため、温風と冷風を交互に当てると髪の表面が整います。そんな性質を利用して、しなやかでツヤ感のある髪に仕上げてくれるのが「温冷リズムモード」。周囲の温度を検知して、最適な間隔で温風と冷風を交互に自動で出してくれます。

↑手ぐしでテンションをかけながら、頭頂部から毛先に向けて当てていきます。「温風」「冷風」のセットを2~3回繰り返していくと…

 

↑髪が細く、静電気で浮きやすかった髪(左)が、キレイにひとつにまとまりました(右)。ツヤもあるように見えます

 

散らばりやすい毛先を集中的にケアする【毛先集中ケアモード】

↑「毛先集中ケアモード」は、温冷リズムモードの毛先バージョン。風の強さを弱風の「SET」に合わせた状態で、「風温切替ボタン」を1回押します

 

毛先にまとまりが欲しいときは、「毛先集中ケアモード」を使用します。こちらは温冷リズムモード同様、周囲の温度をセンサーで自動検知し、最適な間隔と風量で、毛先の仕上げに適した温風・冷風を交互に発生させるもの。風量が強いと毛先が散らばりやすいため、あえて髪に風を当てやすい弱風で、じっくり集中的にケアすることが可能です。

↑毛先を手ぐしでまとめながら、毛先の内側と外側の両方から風を当てていったところ、バラツキがちだった毛先がしっとりまとまりました!

 

地肌をやさしく乾かす【スカルプモード】

髪の根元を乾かしたいときに使うのが、地肌をやさしく乾かすスカルプモード。パナソニックのドライヤーはダイソンに比べ根元が乾きにくいため、まずスカルプモードで髪の根元をしっかり乾かしておくと、乾き残りが防げます。

スカルプモードにすると、風温が60℃と低温になるため、地肌に当てても熱く感じません。地肌に風を当てると、水分たっぷりのナノイーが潤いを与えて乾燥を抑えるほか、余分な皮脂を周辺の水分と混ざりやすくするメリットもあるそう。

↑「スカルプモード」で風量と温度を計測したところ、10.8m/秒と風量はTURBO(計測では13.6m /秒)より少し弱め。また頭皮に当たる風の温度は40℃前後なので、頭皮に直接当たっても熱く感じません

 

肌の水分量が増える【スキンモード】

ヘアケアだけでなく、なんと美肌ケアまでできちゃうのも「ナノケア」のウリ。通常、ドライヤーの風が顔に当たると乾燥の原因になるため、できるだけ当てないほうがいいと言われていますが、「スキンモード」で風を当てると、乾燥するどころか、肌がしっとりするといいます。実際、使用前と使用後をスキンチェッカーで比較したところ、確かに肌がうるおうことがわかりました。

↑洗顔後、15分放置した頬の水分量をスキンチェッカーで計測してみると、なんと18%! 普通の肌で35~50%だそうなので、かなり乾燥しています。これはマズイ!

 

↑スキンモードで1分間、左右に振りながら顔に風を当てました。ナノイーが出ているのはドライヤーの上部なので、ここを当てるイメージで!

 

↑水分量を計測すると、29%までアップ。さらに1分間追加して顔に当てると、31%まで上がりました。これは確かに潤っている!

 

ほかにも、室温が18℃以上の高い場合に、通常の温度より温度を下げるので、暑い時期でも快適に乾燥できる【インテリジェント温風モード】もあります。これがあれば、夏にシャワーを浴びた後、髪を乾かしているうちにまた汗をかいてしまう……という不満も解消できそうですね。

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