アイリスオーヤマは、2009年に家電事業に参入して以来、「なるほど家電」をモットーに、低価格ながら一芸を持ったユニークな製品を発売。2010年に100億円だった家電事業の売上を2018年には約1000億円(見込み)まで伸ばすなど、右肩上がりの成長を続けています。今回は、そんな同社を取材する機会が多く、その製品に触れる機会の多いライター・近藤克己さんに、2018年でもっとも印象に残った製品を挙げてもらいました!
【ガイドしてくれるのはこの人!】
ライター/プラスワン・クリエイティブ代表 近藤克己
季刊発行の家電情報フリーマガジン「カデンプラス」の発行人。家電流通のコンサルティングも務めています。アイリスオーヤマを取材する機会が多く、取材で気に入った製品は自腹で購入することも。
その1
1.4kgの軽量ボディを実現し、業界初「静電モップクリーンシステム」を採用
極細軽量スティッククリーナー KIC-SLDCP5
実売価格2万730円
業界最軽量クラスの1.4kg を実現しながら、業界初「静電モップクリーンシステム」採用。本体にモップを付属することにより、床以外の気になる箇所を、掃除機をかけながら同時に掃除できます。使用後はスタンド下部にホコリの付いたモップを差し込むと、金属製の放電プレートが除電し、掃除機本体でモップに付いたホコリを吸引できるのが便利。また、DCモーターの採用や風路の改良で、掃除機の吸引力は従来機種の3倍になりました。
【近藤さんのオススメコメント】
プラモとフィギュアのホコリが優しく取れる!
クリーナーがどんなに進化しても、テレビ周りや棚のホコリはハンディモップなどを使って手作業で取り払う必要があります。でも、ハンディモップはすぐに汚れてしまい、絡まったホコリが取り除けずにすぐに捨てることも……。その点、本機搭載の静電モップは繰り返し使えるので経済的だし、大きなホコリはハンディクリーナーで、細かいホコリは静電モップでと1台で使い分けできるのも便利。テレビの裏の配線でごちゃごちゃしたところも静電気の力でサッとひと拭き。趣味で集めたプラモとフィギュアの繊細な箇所のホコリも優しく取れるのがイイ!
その2
流水解凍と同じように食品全体をムラなく解凍
スチーム流水解凍オーブンレンジ MS-YS3
実売価格4万7360円
専用容器と専用プログラムを併用することで、食品全体をムラなくしっかり解凍します。また、赤外線センサー搭載により、食材を最適な状態で温められるほか、レンジ・グリル・スチーム・オーブンの4つの機能を搭載し、幅広い調理に対応。44種類という豊富な自動メニューも搭載しています。
【近藤さんのオススメコメント】
短時間でお刺身をおいしく解凍できるのがうれしい!
冷凍した肉や刺身を解凍するのって面倒じゃありません? 自然解凍は時間がかかってドリップが多くなるし、冷蔵庫解凍はさらに時間かかる。かといって、電子レンジを使うと解凍ムラが起きたり部分的に煮えてしまったり……。本機では、スチーム・レンジ・オーブンを組み合わせた自動解凍メニューと専用の容器により、まるで流水で解凍したようにムラなく、煮えもなく、ちょうどよい具合で解凍できます。時間も20~30分と短いので、仕事から帰ってからでも解凍・調理ができます。まさに時短家電! 刺身のドリップも少なく旨みを逃さないのもうれしい!
その3
牛乳パックをセットするだけで、ヨーグルトがカンタンに作れる
ヨーグルトメーカー KYM-013
実売価格4080円
牛乳パックにヨーグルト菌を入れて本体にセットするだけで、簡単にヨーグルトを作れるアイテム。柔らかく、酸味を抑えたヨーグルトに仕上がる「飲むヨーグルトモード」を搭載。また、「菌種・設定温度・時間」の組み合わせでヨーグルトや、様々な塩工事や甘酒といった発酵食品なども作ることができます。
【近藤さんのオススメコメント】
自腹で購入して腸活にフル回転で活用しています!
自腹で購入しました。なんといっても、スイッチ一つで飲むヨーグルトが作れる手軽さがうれしい! 固形ヨーグルトを1Lの牛乳パックで作ると、すくうときに手がベタベタになるなど大変でしたが、飲むヨーグルトはコップに注ぐだけ。冷蔵庫を開けてすぐに飲めるので、忙しい朝にもぴったりです。市販の米麹を使って甘酒を作ったり、フルーツビネガーや水キムチも作ったりと、腸活にフル回転させています!