家の中には、常にキレイにしておきたい場所が、いくつかあります。なかでも、人の出入りが多く、汚れが目につきやすいLDKは、キレイにしておきたい場所の筆頭ではないでしょうか。キレイにしておきたい場所ではありますが、同時にLDKは、家具など何かとモノが多い場所でもあります。そんな複雑なLDKの掃除に役立つ3つのアイテムが、パナソニックから登場しました。
複雑なLDKの掃除に役立つ3つのアイテムが登場
今回登場したのは、ロボット掃除機”ルーロ”の小型タイプ「ロボット掃除機 RULO mini(ルーロ ミニ) MC-RSC10」「床拭きロボット掃除機 Rollan(ローラン) MC-RM10」「ハンディ・スティック掃除機MC-SBU1F」の3製品です。
ではそれぞれ、詳しくみていきましょう。ロボット掃除機「ルーロ ミニ」は、幅249mm×奥行249mm×高さ92mm、重さ2kgのコンパクトサイズ。テーブルの脚やイスの脚の間にも入り込み、しっかりと掃除します。
【動画】
ルーロ ミニの動き。家具の下や隙間に入り込んでキレイにします。
コンパクトなルーロ ミニは集合住宅のニーズに応えて誕生
本機の開発の背景について、パナソニックの担当者によると、「コンパクトでしっかり掃除ができるロボット掃除機が求められている」とのこと。同社が調査を行ったところ、ロボット掃除機の購入意欲は、マンションやアパートなど集合住宅に住む人のほうが高いのにもかかわらず、実際は、一戸建てのほうが利用者が多いという結果が出たのだそう。そこで集合住宅に住む人のニーズを詳しくみていくと、掃除機をしたい場所として、リビング、ダイニング、キッチンという答えが上位を占め、コンパクトでしっかりと掃除ができるロボット掃除機が求められているニーズが浮き彫りとなりました。
具体的にいえば、リビング、ダイニング、キッチンは汚れやすいうえに、テレビや空気清浄機などの家電、ソファー、ダイニングテーブルなどの家具、観葉植物など、様々なものが置いてあるのが特徴。それらの隙間を掃除するには、コンパクトなボディが必要不可欠。そもそも、集合住宅は収納スペースに限りがあるため、出しっぱなしになるロボット掃除機自体も場所をとらないほうがいいのです。そのため、コンパクトでしっかりゴミが取れるロボット掃除機が求められるというわけです。
その点、ルーロ ミニは、超音波センサーと赤外線センサーの2種類の障害物検知センサーを搭載し、ソファなどの大きな家具、壁などの障害物をしっかり検知。さらに、部屋の壁際と隅(ラウンド走行)を掃除したあと、部屋の内部をくまなく掃除します(ランダム走行)。また、ランダム走行中に1畳以上のスペースを検知すると、ぐるぐると円を描くようにスペースを塗りつぶす動き(スパイラル走行)を行い、効率よく掃除します。
最上位機種に比べて稼動面積と使用時間、集じん容量を抑えた
コンパクトなボディは、インテリアになじむのもポイント。家具のまわりをぐるぐると動くので、わざわざロボット掃除機を使う前に、家具の移動をしなくていいのがラクだと思いました。「音ひかえめモード」も設定できるので、自宅にいるときなど音が気になる時には重宝しそうです。
スペック面を上位モデルと比べると、最大稼働面積は最上位機種のルーロ MC-RS810が約120畳に対して本機は約20畳、連続使用時間はMC-RS810が約100分に対して本機は約80分、集じん容量はMC-RS810が0.25Lなのに対して0.15Lとなっています。また、スマホでの操作やリモコン、1週間お掃除予約などは非対応。広い面積を一度に掃除するというよりは、本当にキレイにしたい場所を集中的に掃除するためのロボット掃除機といえます。