家電
オーブン・レンジ
2019/4/2 20:00

この食感、信じられない…「三菱ブレッドオーブン」で焼くトーストは「行列の店」に匹敵する味だった!

水蒸気の力でトーストするバルミューダの「BALMUDA The Toaster」や、1分で素早く焼いておいしさを引き出すシロカの「プレミアムオーブントースター すばやき」など、最近はやや高価格ながら「トーストをおいしく焼くこと」に特化したトースターが人気です。そんななか、三菱電機はトースト専用の調理家電「三菱ブレッドオーブン TO-ST1」(以下、ブレッドオーブン)を4月25日に発売することを発表しました。実売予想価格は3万円前後(税抜)です。

↑コンパクトなホットプレートのような外観の「三菱ブレッドオーブン TO-ST1」。一見するとトースターには見えません

 

三菱

ブレッドオーブン TO-ST1

 

トースト用オーブンというとオーブントースターのような形をイメージしますが、ブレッドオーブンは一見するとホットプレートのような外観。トーストを密閉調理することで、いままでにないおいしさの食パン調理ができるといいいます。

 

狭い密閉空間で水分や旨み、香りを閉じ込める

パンのおいしさを左右する大きな要因のひとつがパンに含まれる「水分」。パンは焼きはじめた瞬間から時間の経過とともに水分が蒸発し、この水分とともに香りや旨みまで抜けてしまいます。このため、最近流行の高級オーブントースターは、「水蒸気で焼く」「水分が抜ける前に素早く焼きあげる」など、食パンの水分を保持したまま調理するため、さまざまな工夫を凝らしています。とはいえ、一般的なオーブントースターは庫内でヒーターの熱が分散するため、加熱とともに水分が抜けやすい構造であることは否めません。

 

そこで、今回発表されたブレッドオーブンは、狭い密閉空間でトーストを焼くことで、水分や旨み、香りを閉じ込めて調理するという独自の調理方法を採用しています。このため、庫内スペースは幅192×奥行き142×高さ44mmと小さめで、一度に焼けるパンは1枚だけになっています。

↑天板がウッド調で、テーブルに出しっぱなしでも違和感のないデザイン。大きさは幅270×奥行き223×高さ140mmと一般的な2枚焼きオーブントースターよりコンパクトです

 

操作はメニューと厚さ、焼き色を選択するだけ

ブレッドオーブンの操作は「メニューボタン(料理の種類)」「枚切ボタン(パンの厚さ)」「焼き色ボタン(5段階から選択)」の3つのボタンで選択します。メニューボタンでは、普通のトーストのほか、冷凍トースト、トッピングトースト(チーズや目玉焼きなど、具をのせたトースト)、フレンチトーストの4つから選択。次に、枚切ボタンで4/5/6/8枚切りからパンの厚さを選択し、最後に焼き色を5段階から選択します。

↑本体前面にある操作パネル。左から「メニューボタン」「枚切ボタン」「焼き色ボタン」。焼き上げまでのタイマー表示などはありませんが、焼き上がりの1分前くらいになると、運転中に鳴る「カチカチ」というリレー音が徐々に早くなります

 

実際にブレッドオーブンで食パンを焼いてみます。使用したのは、スーパーでもおなじみの「超熟」の5枚切りサイズ。これを「トースト」「薄い焼き色(下から2段階目)」で焼きます。焼き上がりまでにかかった時間は2分半ほどでした。

↑一度に焼けるのは食パン1枚。山形パンも焼くことができます。上下に平形ヒーターを搭載しているためか、焼きムラもほとんどなく、美しい焼き色なのもうれしいポイントです
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