《肌への負担》
肌に接する面積が少ないぶん、「肌に押し付けないシェービング」を心がける必要あり
上記のように、深剃り具合は上々だったのですが、そのぶん肌にはかなりひりつきを感じました。特に逆手で剃った場合に、よりひりつきます。ロータリー方式の弱点として、やはり往復式の4枚刃、5枚刃モデルより、肌にかかる圧力が高くなりがちなようです。
そこで次に剃った際は、できるだけ肌に圧力をかけないよう、「なでる」ようにシェービングしてみましたが、これだとまったくひりつきは感じませんでした。時間がやや長くかかり、口元などに深剃りしきれない部分も残りますが、パッと見た感じではほとんど問題にならない「許容範囲」だと思います(筆者が深剃りにそれほどこだわらないのもありますが)。
本機は従来モデルよりロータリー刃が大きく、肌に接する面積が広くなっているため、肌への圧力が分散され、より「やさしい深剃り」ができるとのこと。その意味でも、できるだけ肌に負担をかけない、「なで剃り」がオススメです。もちろん肌が強い方は、やや圧力をかけて深剃りを狙うのもアリだとは思いますが。
ちなみに本機は、左右・前後・上下に可動するヘッドを採用。肌により密着するとのことですが、それぞれの可動部はかなり硬めで、顔の形状にスムーズに追随するというところまではいかないとの印象を持ちました。