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2019/7/16 20:13

アウトドア好きなコーヒーファンに朗報!ハリオのハンディ電動ミルが野外の一杯を贅沢にする

アウトドアシーンが盛り上がっている今日このごろ、野外で味わう料理や飲み物って格別ですよね。コーヒー好きなら豆や器具を持参することもあるでしょう。そんなツウの物欲を刺激するアイテムが7月9日に登場しました。HARIOの「スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー」です。

↑発表会へ。会場では、コーヒー抽出の世界最高峰の大会「WORLD BREWERS CUP」の2016年時にアジア初の世界チャンピオンに輝いたバリスタ、粕谷 哲さんが実演

 

これさえあれば、どこででも電動で豆が挽けるというすぐれもの。本稿では本機のディテールや使い方、購入方法などを詳しくレポートしていきます。

 

世界のHARIOが贈る、どこでもOKの豆挽き体験

大きな特徴は、ハンディサイズでコンパクトなこと。リチウムイオン蓄電池式となっており、手動では約2分かかっていた豆挽きを50秒程度で、ワンプッシュで実現してくれます。また、うっかり電池が切れていても安心。手挽きにも対応しています。

↑クリアのミルに電動の本体を装着し、内部のモーター回転をミルに伝えることで豆を挽くという仕組み

 

メーカーが、1921年創業の国内老舗HARIOであることもポイントです。同社は、理化学医療用ガラス器具の製造から始まり、1957年にブランド名をガラスの王様を意味する「HARIO」に変更。その技術を応用したコーヒー器具を発売開始し、いまでは国内外のトップバリスタが愛用する世界標準ブランドとして広がり、サードウェーブコーヒーを牽引する存在としても知られています。

↑使い方はこの通り。豆は一度に24g入れることができ、約2杯ぶんのコーヒー豆を挽けます

 

↑本体上部で点灯するLEDはバッテリー残量で、満充電した場合、約25回使用可能(1回約60秒動作時)とのこと

 

コーヒーミルの特徴のひとつが、粉の粗さを変えられること。コンパクトながら本機でも機能が備わっており、ミルのダイヤルを回すことで調整できます。

↑手挽き時に使うノブを付けて刃を固定し、ダイヤルを指で回すことで粗さを変更可能。グラニュー糖程度の細挽きから、中細挽き、中挽き、そしてザラメ程度の粗挽きまで調整できます

クラウドファンディングでプロジェクト開催中

スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダーは、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake(マクアケ)」で先行販売され、いま購入すると9月~10月上旬以降に発送予定。

↑発表会ではHARIO取締役本部長の倉永純一さん(左)と、Makuake共同創業者取締役の木内文昭さん(右)が登壇し、ともにプロジェクト開始のボタンをクリックしました

 

一般での販売価格は1万3824円。発売は10月中旬以降の予定となっていますが、Makuakeでは特別価格となる22%オフの1万800円~買うことができ、粕谷バリスタ選定のスペシャルティコーヒー豆が200g付いてくるなどの特典も。

↑プロジェクトのサイトは、リアルタイムで展示されていました。事前告知がほぼない状況にもかかわらず、開始から数分で数十人の支援が

 

HARIO取締役本部長の倉永さんによると、静音かつ豆を弾かない低速回転で、強すぎず手で挽くような力を実現することや、コンパクト化などが難しく、開発スタートから製品化まで約5年の歳月がかかったそうです。

↑粕谷さんが豆を挽いて淹れたコーヒーを試飲。香り高く酸味が生きた贅沢な味わいは、挽きたてならではのおいしさです

 

冒頭ではアウトドアと述べましたが、職場や自宅でももちろん便利。コンパクトさを求める人には重宝しそうです。また、ホームパーティなどでコーヒーをふるまいたい人にもうってつけでしょう。Makuakeのプロジェクトは2019年8月29日までなので、コーヒーミルを探している人はぜひチェックを!

 

HARIO

スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー

●サイズ:36mm角×高さ180mm●重さ:約307.5g●容量:約24g(コーヒー2杯分)●フル充電時間:約3時間●フル充電時使用回数:20g/約60秒のサイクルで約25回使用●連続使用時間:約2分●電池:リチウムイオン蓄電池 3.7V 2200mAh×1●入力:DC5V:1A●セット内容:EMSG-2本体・ホルダー・充電用USBケーブル×1本●材質/本体:ABS樹脂/充電ジャックフタ:シリコーンゴム/ソケット:スチール/シール:PET樹脂/グラインダー専用ホルダー:メタクリル樹脂