4月28日に発売されたダイソンの「Dyson Pure Cool Link」は、羽根のないフォルムが特徴の空気清浄機能付ファン。スマホアプリとの連携が可能で、スマホで本体が操作できるほか、空気の汚れや温度・湿度といった状態をチェックできます。「Dyson Pure Cool Link」には、背の低い「テーブルファン」と、背の高い「タワーファン」の2種類があります。ここでは「テーブルファン」を使用してみました。まず外観をチェックしてみましょう。羽根がないため、スッキリとしたフォルム。軽量で、部屋から部屋への持ち運びも簡単です。
ベッドメイク後のホコリっぽさも素早く解消
では、実際に使ってみました。ベッドのある寝室で、シーツを取り換え、毛布や布団をかけなおしました。当然部屋はホコリっぽくなります。その状態で、風量「3」で運転。すると、いつもより早くホコリっぽさがおさまるのがはっきりわかりました。なお、風量「3」は耳をすまさないと動作音が聞こえないほどで、就寝中でもつけていられる静かさでした。
次に「扇風機」としての能力を試すため、身体に当てるようにして使ってみました。風量「7」にしてみると、隣の部屋からでも涼しさを感じられるくらい十分な強さがあります。動作音は静かで、静かな部屋で使い続けた場合に動作音が気になるのは、この風量「7」くらいから。風は、羽根のある扇風機と違ってムラなく一定の強さで出続ける印象でした。
空気の汚れをスマホでチェックできる!
「Dyson Pure Cool Link」の特徴は、Wi-Fi機能(無線LAN)を内蔵しているということ。家庭内LANのルーターに接続しておけば、スマホの専用アプリと連携して使えます。接続方法は、アプリの指示に従って行うだけ。パソコンを無線LANルーターに接続したことがある人なら簡単にできるはずです。
「Dyson Link」は、Wi-Fi対応のダイソン製品を操作できるアプリです。ただ本体を操作できるだけでなく、「Dyson Pure Cool Link」が検知した空気の状態を表示できるのが特徴。オートモードにすれば、空気が汚れているときだけ運転してくれます。その「汚れている」と判断する基準も変更可能で、例えば「空気の汚れに敏感なので、動作時間が長くなってもホコリをとことん除去したい」といった設定もできるわけです。
また、本体を設置した場所の地名を設定しておくことで、外気の状態をインターネットから取得して表示できます。室内の空気の状態と比較して、外気が綺麗なら窓を開けて空気を入れ替える、外気が汚ければ窓を閉めて「Dyson Pure Cool Link」で空気清浄する、といった判断ができるのです。
さらに、インターネット経由での使用も可能。電源を切り忘れていても外出先からオフにできるほか、帰宅前に室内の状態を調べ、空気が汚れていたら強めの風量で運転しておくなどができるわけです。
羽根がないので拭き掃除が簡単かつフィルター洗浄も不要
空気清浄機や扇風機につきものの、メンテナンス性もチェックしてみましょう。「Dyson Pure Cool Link」には羽根がないので、複雑な形状の羽根を1枚1枚拭き掃除する、といった手間はありません。ただ、空気を吹き出している円形パーツにはホコリがたまることがあるので、たまにホコリを拭いてやる必要がある程度です。
フィルターユニットは洗浄ができず、約1年ほど(使用状況によって異なる)で交換する必要があります。定期的にフィルターの交換費用が必要になってしまいますが、1年間も洗浄が不要と考えることもできるわけです。
微細なPM0.1まで除去でき静音性と便利さも備える
最後になってしまいましたが、「Dyson Pure Cool Link」は、問題となっている微細粒子「PM2.5」(直径2.5μm以下)よりも、さらに小さい「PM0.1」(直径0.1μm以下)の粒子を99.95%まで除去できるという、強力な空気清浄機能を持っています。また、十分な風量でも静かに運転でき、スマホと連携できるという高機能も完備。
夏を控え、扇風機や空気清浄機の買い替えを考えているなら、扇風機と空気清浄機を1台にまとめられる「Dyson Pure Cool Link」を検討してみてもいいでしょう。
【URL】
製品情報 http://www.dyson.co.jp/fans-and-heaters/purifiers/dyson-pure-cool-link/