ミキサーなしで完璧なポタージュが完成!
筆者が本機で一番気になっていたのが、ポタージュが作れるという点でした。ポタージュは作り方自体はそう難しくないのですが、最後にミキサーやフードプロセッサーにかけないと、あのとろりとしたスープにならないのです。さて、本機だとその点はどうなのか?
スイッチをオンにして完成を待っていると、途中で「ガリガリガリ」とカッターが回っている音がします。なるほど、少し加熱して野菜を柔らかくした状態で刻むのですね。これならミキサーやフードプロセッサーを使わなくていいのも納得です。
完成したキャロットスープは滑らかな舌触りで、完璧なポタージュです。人参にはとろみがないので冷やごはんでとろみを付けているのですが、米粒は一切残っていません。鍋で下ごしらえしたスープをミキサーにかけるひと手間が面倒で敬遠しがちだったポタージュも、スープリーズRがあれば頻繁に作りたくなりそうです。
余った野菜を使い切れるのがうれしい
もうひとつ、筆者が特にいいなと感じたのは、人参やじゃがいも、玉ねぎといった袋でまとめて買う野菜が残ってしまったときに、さっとスープにして使い切れることです。スープにすれば一度にたくさんの量の野菜が摂れますし、健康にも良いでしょう。また、今回は試しませんでしたが、スープリーズRは離乳食作りにも役立ちます。赤ちゃんやお年寄りのいる家庭なら、スープ作り以外でも出番が多くなるはず。
一方、筆者が気になったのは、タイマー機能がない点です。30分で完成するので食事の前に準備すればいいですし、あらかじめ作っておいたスープを再加熱するといったことも可能なのですが、朝食や夕食の時間に合わせてスープが完成していてくれれば、さらに便利ですよね。
スープリーズRの実売価格は3万9600円となっており、気軽に購入できる価格ではないかもしれません。しかし、機械まかせで手軽にスープができるので、自炊の満足度が上がること間違いなし。少しでも自炊の頻度を増やしたい、健康にいい食事をしたいと考えているなら、スープリーズRを使うという選択肢は大いにアリです。