定番メニューが一人分だけ作れるのがうれしい
なんといっても、本機を使うことでうれしいのが、肉じゃがやポトフ、ラタトゥイユなど、一人分だけ作るのが難しい定番メニューが作れる点。自炊したいけれど調理の時間がなかなか取れない、調理が苦手だけれど色々なメニューを美味しく作りたい、そんな単身者には強い味方といえそうです。
また、三人以上の家庭でも、料理の品数を増やしたい、副菜を増やしたいといったニーズは少なくないでしょう。そんな家庭に導入すれば、しっかり作り込まれた煮物など、食卓に上げる「もう一品」が少量から作れます。「ホットクックはほしいけど、置くスペースがね……」という家庭なら、検討の余地がありそうですね。
付属の蒸しトレイを使う「上下2段調理」は、一人暮らしの男性にぴったり
単身世帯に便利な新機能も搭載されました。それが「上下2段調理」。付属する蒸しトレイを利用すれば、上段で蒸し物やおかずを作りながら、下段で汁物や煮物を作るといった使い方が可能です。なお、蒸しトレイを利用する場合、新・まぜ技ユニットは取り外すため、かき混ぜの必要なメニューは作れなくなります。
上下2段調理に対応したことで、アプリと連携するAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」で選べるメニューも増えました。COCORO KITCHENを利用すれば、献立の提案や調理手順の表示などのアシストも行うので、料理が苦手という人でも安心です。
シャープでは、KN-HW10Eのメインターゲットを一人暮らしの男性としており、外食を減らしたいけれど調理は苦手、複数の調理機器を一度に使うのは面倒、でも美味しい物が食べたい…というわがままな人にアピールしていきたい考えです。本体が白と黒の二色になったのも、男性を意識したものだとか。
言われてみると、上下2段調理メニューは男性好みのメニューが多いかも(以下写真参照)。当初は7メニュー用意し、ネット配信で順次メニュー数を増やしていく予定とのことです。