スムーズで心地よいシェービング。以前とはまったく違う!
では、実際に使ってみましょう。使ってみてわかったのが、以前とはまったく違うということ。まずは、そのなめらかな肌触りに驚かされます。丸2日間剃らなかった長いヒゲでも引っかかり感はまるでなく、シェーバーを肌に強く押し付けなくてもスムーズに肌を滑り、確実にヒゲを捉えていきます。網刃の滑るような感触もいいですし、くせヒゲや伸びたヒゲをリフトアップ刃とくせヒゲキャッチ刃で確実に捉え、素早くカットしていくのが感覚でわかりますす。また、網刃の剛性が高く、内刃との密着度も高いことから、肌に強く押し付けてもベコベコ感はまるでなし。スムーズで心地の良いシェービングが味わえました。
このほか、刃の当たり具合から、人工知能テクノロジーが毎秒13回のスピードでヒゲの濃さを読み取り、パワーを最適化。最先端リチウムイオン電池を搭載することで、1度の充電で使用できる時間を前モデルの50分から60分に延ばすことができたとしています。
1ストロークで剃れる量が増えて、シェービング時間が半減!
ちなみに、筆者はヒゲが濃いため、これまでは1回のシェービングに約10分ほどかかっていました。そのため、これまで使っていたシェーバーでは、1度の充電でバッテリーは1週間しかもちません。シリーズ9の使用時間もカタログ値では60分なので、通常、筆者の使い方では6日が使用限度となります。しかし、実際に使ってみたところ2週間も使用できました。いままでの倍以上です。
ここまで長く使用できた理由の1つは、「一度で剃り切る」とまではいかないものの、1回のストロークで剃ることのできるヒゲの量が多いためでしょう。これまで顔の同じ場所を何度も何度も往復してやっとのことで剃っていたものが、2-3回の往復でほどんど剃りきれるわけですから。この結果、シェービング時間が半分の5分に短縮したのです。朝の忙しい時間にこの5分の短縮はかなり貴重。この違いは大きいです。
ブラウンでは言及していませんが、内刃の性能の高さもあるのでしょう。いくら網刃の性能が高くても内刃がナマクラではヒゲが引っかかって皮膚まで巻き込んでしまいます。ワンストロークでより多くのヒゲを根こそぎカットできるほど研ぎ澄まされた内刃により、ストローク回数が大幅に減少しているのではないでしょうか。だからこそ、肌がヒリヒリしない。肌にやさしい。かつてのようにヒゲカスの中に皮膚片が交じることはなく、もちろん肌の出血もまったくありません。「一度で剃り切る。だから、肌にやさしい」。なるほど、発表会での言葉は、ここにつながっていました。