プライベートはもちろんビジネスシーンでも、吹き出物やシミなどの肌トラブルがない若々しい肌は第一印象が良いもの。このため、最近はドラッグストアなどでもメンズスキンケア専用コーナーが作られるなど、男性のスキンケアにも注目が集まっています。そんななか、パナソニックは「シェービングとスキンケア」を同時にできる世界初のスキンケアシェーバー「ラムダッシュ ES-MT21」(税抜実売予想価格2万6000円前後・以下、ES-MT21)を発表しました。発売は7月1日ですが、いち早く入手できたので実際に試した様子を紹介します。
イオンプレートを活用した「電気浸透流」で保湿成分を肌の奥まで届ける
ES-MT21は一見すると一般的な電気シェーバーです。ただし、本体正面にゴールド系の色のイオンプレートが配置されており、シェービング時にこのパーツを肌に触れさせることで、ヒゲのケアをしながら同時に化粧水の浸透を促すことが可能です。
使い方も簡単で、基本的には化粧水をたっぷりつけた肌につけ、その上からイオンプレートが肌に触れるような角度でシェービングするだけ。ちなみに、化粧水にはいつも使っている製品を利用できます。美顔器などによっては「専用化粧水」を必要とするものもありますが、手持ちの化粧水が利用できるのは手軽でうれしいポイントです。
ES-MT21でスキンケアができるのは「電気浸透流」を利用しているからです。ES-MT21ヘッドにあるイオンプレートはプラス電極で、本体背面にあるイオンパネルはマイナス電極になっています。電気浸透流とはプラスからマイナス電極に向かって発生する水の流れのことで、この流れを利用することで化粧水などの保湿成分を角質層に移動させることができるといいます。つまり、手でパシャパシャと化粧水を塗るだけより、肌の奥に化粧水の保湿成分などがいきわたりやすいのです。
顔の左側にだけ使ったら「潤い」の数値が高くなった
「電気」というとビリビリしそうなイメージもありますが、使用感は特に刺激もなく普通のシェーバーそのもの。ただし、温感機能で肌をあたためながらシェービングするため(暑い時期などは温感機能は切ることもできます)、使用後はケアした部分の血行がよくなっている印象があります。
パナソニックは、化粧水に含まれる保湿成分ヒアルロン酸なら、手で塗布するよりも1.7倍量浸透するといいます。また肌が保湿されるためか、化粧水を塗布3時間後の肌の水分量減少は4分の1に抑えられるそうです。
試しに顔全体に化粧水を手で塗布し、顔左側のみES-MT21でケアしてみました。パッと見で違いはわかりませんでしたが、触るとケアした部分のほうがサラッとした感触。ケアしていない部分は化粧水がべたつく印象です。
さらに、ケア3時間後に左右の肌を肌分析器でチェックしてみました。もともとモデルの肌の状態は悪くありませんでしたが、ES-MT21でケアした左側だけ「潤い」の数値が高い(以下写真)のがわかります。