本稿は、給付金の使い道をまだ決めかねている方のために、“1人当たり10万円”で買って損なしの、家族の時間も、自分の時間も充実させる家電&デジタルを一挙ナビゲートします!!
※こちらの記事は「GetNavi」 2020年9月号に掲載された記事を再編集したものです。
最先端のロボット掃除機は、事前の部屋の片付けや、事後のゴミ捨てなどの手間まで軽減してくれるスゴい機能を搭載。床掃除の面倒をアウトソーシングしたいなら、ぜひこんな上位モデルを選びたい。
押さえておきたい! ロボット掃除機最新トレンド
■ 部屋の隅々までゴミや汚れを除去する技術がより進化
■ ナビゲーション技術の向上で掃除エリアのカバー率UP
■ ロボット掃除機と床拭き掃除ロボットの連携が実現
私がオススメします!
“掃除のための掃除”や運転後のゴミ捨ても不要に
ロボット掃除機は“おまかせできること”が増えており、ゴミの捕集率アップに加え、運転前後の“雑務”を肩代わりする製品が目立つ。その代表がルンバ s9+だ。
「同機はD字形状を採用し、円型ロボットが苦手な部屋の隅をほぼ完璧に掃除できるようになりました。通常のD字では難しい狭い場所での動きも高性能CPUによる走行制御で解決。クリーンベースとの連携でゴミ捨てが数週間に一度で済むのも超ラク。s9+でロボット掃除機の”自動掃除”はひとつ上のステージに上がりました」(家電ライター・平島憲一郎さん)
最新ルーロは、クルマの自動運転でも使用されるレーザーSLAMを応用。床が片付いていなくても上手に掃除でき、ロボット掃除機を使うハードルを大幅に下げた。床拭き掃除ロボットではブラーバ ジェット m6が室内の間取りを学習可能。「回転式ローラー」で床拭き掃除をするローランも便利だ。
「今回取り上げた製品は高価ですが、毎日の掃除の負担を確実に軽減します。給付金を投資する価値は十分アリです!」(平島さん)
<その1>進化した“賢さ”に加え、D字形状でより完璧な掃除が可能に
ナビゲーション技術 | vSLAM+Imprintスマートマッピング |
充電時間 | 約3時間 |
稼働時間 | 最大120分 |
スマートスピーカー | 対応 |
アイロボット
ルンバ s9+
実売価格 18万6780円
D字形状のボディを採用し、部屋の隅の掃除能力が向上したルンバ最上位モデル。ブラシ5本からなるコーナーブラシが部屋の角に届き、ゴミをかき出す。フロアの間取りを学習しムダのない動きで走行。掃除する部屋の指定も可能だ。
SPEC●集じん方式:ダストピン式(紙パック不要)●集じん容積:非公表●床拭きロボットとの連携:対応(Imprintリンク)●サイズ/質量:W312×H89×D312mm/約4.0kg
【いま買うべき理由】部屋の角に溜まったゴミもきれいに取れて、ゴミ捨て頻度も少ない
「壁際や部屋の角に溜まりがちなゴミも、残すことなくしっかりと吸引。自動ゴミ収集機能を搭載しており、ゴミ捨てを含めて掃除のことを考えずに部屋のきれいさを保てるのがスゴすぎ」(平島さん)
<その2>レーザーSLAMで間取りを正確に把握し、部屋中を徹底的に掃除!
ナビゲーション技術 | レーザーSLAM |
充電時間 | 約5時間 |
稼働時間 | 約100分 |
スマートスピーカー | 対応 |
パナソニック
ロボット掃除機RULO(ルーロ) MC-RSF1000
実売価格 16万9400円
独自の三角形状で部屋の隅のゴミも捕集。レーザーセンサーで間取りや障害物を素早く把握し、ゴミの取り残しを抑える。本体を持ち上げて段差を乗り越える機能やスポット掃除したい場所まで人に追尾する「otomo」機能も搭載。
SPEC●集じん方式:ダストボックス式●集じん容積:0.25L●最大稼働面積:約120畳●運転モード:自動・お手軽・徹底掃除・エリア指定・スポット●サイズ/質量:W345×H99×D330mm/3.4kg
【いま買うべき理由】床に障害物が多くても、ぶつからずにスイスイ掃除可能
「床に子どもの玩具や家具があっても最新レーザーSLAM技術で識別して、それを避けながらギリギリの地点まで迫って掃除してくれます。床に置いたモノを運転開始前に片付けるのが面倒な人にオススメです」(平島さん)
<その3>ルンバ上位機と同じナビ機能で、家中の床の汚れを賢く拭き取る
ナビゲーション技術 | iAdapt3.0+Imprintスマートマッピング |
充電時間 | 約3時間 |
稼働面積 | 最大60畳 |
スマートスピーカー | 対応 |
アイロボット
ブラーバ ジェット m6
実売価格 7万6868円
水を床に吹き付け、汚れを浮かせて拭き掃除するロボット。ルンバ s9+と同様にスマートマッピング機能で間取りを学習する。自動でホームベースに戻って充電する機能や、ルンバの掃除後に拭き掃除を始める連携機能も搭載。
SPEC●最大稼働面積:ウェットモード60畳(初期設定は24畳)、ドライモード60畳●給水タンク容量:約450ml●掃除エリア制限:対応●サイズ/質量:W270×H90×D252mm/約2.2kg
【いま買うべき理由】スマホやスマスピの簡単操作で、自分好みに掃除できるから超快適!
「スマホアプリやスマートスピーカーを使い、部屋を指定して掃除できて快適。汚れやすいキッチンは毎日、汚れにくい寝室は1日おきなど、簡単操作で自分好みのスケジュールが組めて便利です」(平島さん)
<その4>常にモップのきれいな面を使って、コの字ルートで拭き掃除
ナビゲーション技術 | 非搭載 |
充電時間 | 約2.5時間 |
稼働面積 | 最大約20畳 |
スマートスピーカー | 非対応 |
パナソニック
床拭きロボット掃除機 Rollan(ローラン) MC-RM10
実売価格 3万9900円
拭き取り部のローラーに専用モップを巻き付け掃除する。ローラーが約5分半ごとに約30度回転して拭き取り面を変え、掃除終了までモップのきれいな面で床のザラつきやベタつきをオフ。市販の掃除シート(※2)も使用可能。
SPEC●最大稼働面積:ウェットモード約20畳、ドライモード約20畳●連続使用時間:約60分●給水タンク容量:180ml●サイズ/質量:W240×H80×D243mm/2.5kg
※2:使える市販シートは花王 クイックルワイパー「立体吸着ドライシート」「立体吸着ウエットシート」「ウエットシート」の3種
【いま買うべき理由】拭き掃除中のモップの汚れが気になる人は、迷わず買っていい!
「“床拭きロボットはモップの同じ面で掃除し続けるから汚れを広げてしまうのでは”という人も、回転式ローラーの本機なら安心。使用済みの掃除シートにほぼ触れずに捨てられるのもうれしい」(平島さん)
【CHECK!】スケジュール設定もラク! 格安機種でもスマホ連携が当たり前
手を出しやすい価格ながらスマホによるスケジュール予約にも対応したロボット掃除機を紹介。“お試し”で買っても十分満足できるはずだ。
<その1>音声操作も行えて3万円台!! 十分満足の“初めてのルンバ”
ナビゲーション技術 | 高速応答システムiAdapt |
充電時間 | 約3時間 |
稼働時間 | 最大90分 |
スマートスピーカー | 対応 |
アイロボット
ルンバ692 【Amazon.co.jp限定】
実売価格 3万9800円
ルンバのエントリーシリーズのAmazon限定モデル。数十のセンサー情報を基に状況を判断し掃除する。「iRobot HOME」アプリでの操作のほか、スマートスピーカーでの音声操作にも対応。
<その2>水拭き&吸引、室内マッピング、スマホ連携可能と超高コスパ!
ナビゲーション技術 | A.I Mapテクノロジー |
充電時間 | 約4~5時間 |
稼働時間 | 最大150分 |
スマートスピーカー | 非対応 |
アンカー・ジャパン
Eufy RoboVac L70 Hybrid
実売価格 5万4800円
最大2200Paの強力吸引でカーペットの奥のゴミも逃さずキャッチ。AI技術で室内をマッピングして賢く掃除する。「水拭き&吸引モード」も搭載。専用アプリで進入制限エリアも設定可能。
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