4月から始めたテレワークもすっかり板についてきた筆者は、金曜と土曜にひとりで家飲みするのが楽しみになっています。Uber Eatsで料理を頼んで友人とテレビ電話で会話を楽しむ日もありますが、ひとりでYouTubeや韓国ドラマを見ながら、おつまみを作りつつ飲むのが至福の時間。
そんな晩酌ライフを充実させる調理家電はないものかと探していて気になったのが、岩谷産業の「炉ばた焼器 炙りや」です。筆者は「スーパー炎たこ」や「やきまる」など、イワタニ製品に絶大なる信頼を置いており、同社の製品だと聞けば、使わない手はありません。
しかも、本機は2016年の発売ながら、いまだに比較サイトの売れ筋・注目度ランキングでは上位をキープし、通販サイトのレビューも軒並み高評価を得ています。これは気になる……というわけで今回は、「炉ばた焼器 炙りや」を晩酌に活用してみました!
直火ではなく輻射板の熱で焼き上げる
「炉ばた焼器 炙りや」は、カセットガスで食材を焼き上げる卓上調理器です。サイズは幅409×奥行214×高さ134mm、重さは約2.4kg。筆者が普段食事をする際のテーブルは小さめなのですが、これぐらいのサイズなら設置は問題ありません。
本体の底面にある「しる受けトレー」に水を入れておき、食材から出てきた油などはここに落ちる仕様。これなら後片付けもしやすそうですね。
カセットガスを使うので、てっきり直火で焼くのかと思ったのですが、実はカセットガスの火で内部の輻射板を温めて、その熱で食材を焼き上げるのだとか。このおかげで、ムラなくおいしく焼きあがるそうです。
ひとり焼肉や練り物を炙りながらの晩酌も楽しい
さっそく焼肉を焼いてみると……何といっても気分がアガる! 家で焼肉をするというと多くの場合がホットプレートを使うと思うのですが、網焼きで焼肉をすると外食しているような気分になります。
そして、お肉はもちろん、野菜も旨みが中に閉じ込められた絶妙の状態に焼き上がりました。直火やホットプレートよりも少し時間がかかる印象でしたが、ホットプレートで焼くよりも柔らかく焼けたように感じます。ただし、最初は網に肉がこびりつきやすかったので、網に軽く油を塗ってから使うといいかもしれません。
一方、家でお酒を飲むときは、食事を済ませてから軽いつまみで晩酌する人もいるでしょう。そんな人は、練り物を炙りやで焼くのがおすすめ。練り物に軽く焦げ目が付き、中までふんわりと温められるので、これだけでリーズナブルかつおいしいアテが作れます。このほか、水産系居酒屋のように海鮮焼きを楽しんでもいいし、焼き餅をしたり、カニを焼いたりしても良さそうですね。
表面はカリッと、中はジューシー! 焼き鳥は絶妙な焼き上がり
筆者が個人的におすすめしたいのが焼き鳥。最近は業務スーパーで串打ちした冷凍の焼き鳥が人気だと聞きますが、フライパンや魚焼きコンロで焼く人が多いはず。もちろん、それでも十分おいしいですが、せっかくならお店のように炙り焼きにした焼き鳥を楽しみたい!
焼き鳥などの串物は、両サイドの「串焼きステー」を持ち上げ、好みの位置にセットします。串の長さによって位置は調整しましょう。高さは3段階に調整できます。ちなみに今回は、下の写真の通り間違えて網をセットしたまま焼き鳥を焼いてしまったのですが、本来は「網を取り外す」のが正解です。
焼き上がった焼き鳥は、表面はカリッと、中はジューシーに焼けており、「ここまでうまく焼けるなら、お店に行かなくてもいいかも……」と思えるほど。こちらも鶏もも肉さえあればすぐにできるので、かなりお手軽な晩酌メニューです。
炉ばた焼器 炙りやの実売価格は6600円。網焼きと串焼きの両方を楽しめることを考えれば、かなりコスパのいい卓上調理器です。おうち晩酌をもっと充実させたいと考えている人は、ぜひ使ってみてください!
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