LEDナビライト付きの「子ノズル」ですき間のゴミもしっかり狙える
ほかにも使っていて便利だと思ったのが、2018年モデルにも搭載されている「親子のノズル」と「クリーンセンサー」です。「親子のノズル」は、ペダルを踏むことで分離し、すき間にぴったりの「子ノズル」に早変わり。家具のすき間などを掃除をしたいときに、アタッチメントを付け替えなくていいので重宝します。さらに、「子ノズル」は、手元のボタンでLEDナビライトが点灯します。LEDナビライトは旧製品にはない新機能で、ライトが低い角度で取り付けられているため、ゴミが浮き上がって見えるのが特徴。見逃しがちなゴミもしっかり狙って吸い込むことができます。
「クリーンセンサー」は掃除の仕方を再認識させてくれる
「クリーンセンサー」は、筆者が掃除をする際、キレイになったかどうかの目安にしていたもの。目に見える大きなゴミは取り残しませんが、微細なゴミや高い場所や家具のすき間など奥まって見えにくい場所などを掃除するときは、ちゃんととれているかな? と不安になります。その点、「クリーンセンサー」はハウスダストなどの目にみえないサイズのゴミも検知して、汚れているときは赤点滅、キレイになったときは青のLEDが点灯して知らせてくれます。
実家の高齢の親は「最近、掃除をしてもゴミがよく見えない」と話していたので、「クリーンセンサー」を搭載した本機をすすめてみようかな、と思いました。また、このセンサー、掃除機をサッサといい加減に動かしていると赤が青にならないので、丁寧に掃除しないと意外にゴミは取れていないことに気が付きます。その意味で、掃除の仕方を再認識させてくれる点がいいと思いました。
床の溝に入り込んだ粒ゴミも粉ゴミもパワフルに吸引
ちなみに、「パワーコードレス」というだけあって、パワーは申し分ありません。例えば、フローリングに猫砂(ちょっと大きめの粒ゴミ)と重曹(微細なゴミ)をまいて掃除をしてみたところ、溝に入り込んだ隙間のゴミもしっかり吸引。一往復したところ、猫砂も取りこぼしなくスッキリ取れました。ノズルの前側が薄く、壁ぎわまで届くため部屋の隅のゴミも取り逃すことなくキレイに掃除できます。
なお、本機は長時間稼働するバッテリーやパワフルなモーターを備えているにもかかわらず、ヘッドが前に行く力が強いため、それほど力を入れなくても動かせます。また、ゴミをよく吸うため少ない動作でキレイになり、個人的にはほとんど疲れは感じませんでした。パワーを追求しながらも、「からまないブラシ」や「親子のノズル」、「クリーンセンサー」を搭載するなど、使い勝手や取り回しにも配慮していて、極めて総合力の高いモデルだと思いました。特にペットオーナーや髪の毛が長い人がいるご家庭、微細なゴミもしっかり取り除きたい人にはオススメの1台です。
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