利便性と容量の大きさが魅力!
ビルトインタイプの食器洗い乾燥機 2選
新築住宅や分譲マンションの購入、キッチンのリフォームを検討している場合は、ビルトインタイプの食洗機も選択可能です。
「大容量で、ファミリー層やまとめて洗いたい派には、こちらが便利です。卓上タイプと違い、キッチンが広く使えるのもうれしいところ。ただし、設置工事が必要で価格帯も高めになります」(家電ライター・田中真紀子さん、以下同)
・フライパンや深めのお鍋もスッポリ! 上カゴアレンジで効率良く使える
パナソニック
ビルトイン食器洗い乾燥機
M8シリーズ 幅45cm ディープタイプ NP-45MD8S
定価 22万4400円(税込)
サイズ=W448×D630×H751〜851mm
買替えや後付け対応ができるタイプの中で最もハイグレードなタイプがこちら。「上カゴの形を4つのスタイルに変えられる『ムービングラックプラス』を搭載しています。上カゴをフルフラットにすればフライパンやポットを伏せて置けます。また、強力噴射を当ててもお弁当箱が裏返らないように上カゴのバーでホールドできるので、しっかり洗えて、除菌効果もバッチリ。上カゴを折りたためば、大きめの鍋やフライパンが入ります。洗い物を並べた後でも上カゴが左右にスライドできるので、下カゴに食器を追加したいときにも便利です」
※写真はシステムキッチンのドアパネルをセットしたイメージです。ドアパネルは、別売品です。
・食洗機先進国のドイツ製。容量と耐久性が秀逸!
ミーレ
食器洗い機 G 4820 SCU
定価 35万7500円(税込)
サイズ=W448×D570×H805〜870mm
1899年から続くドイツの家電ブランド、ミーレ(Miele)。日本のキッチンでも使えるサイズで約7人分の食器が洗え、20年の使用を想定した製品設計、長期間の修理対応も行っているのも強みです。「“食洗機先進国”のドイツ製は、大容量でパワフルなのがすばらしい! 予洗いなしで、油汚れをガンガン洗い流します。扉が手前に開き、引き出し式のバスケットに洗い物を入れていくタイプで、オートセンサーが汚れを検知して、隅までしっかりと洗ってくれます。洗い終わると自動で扉が開いて余熱で乾燥できるほか、標準使用水量もわずか8.7Lで、節電・節水効果も優れています」
2020年はいよいよ食洗機が脚光を浴びる!?
ビックカメラの調べによると、食洗機の売上は足元で増加傾向にあり、6月は前年比1.3倍の売上高になっています。「コロナ禍の自粛生活中に食洗機の必要性を感じた方の購入が増えたものと思われます。今後、食洗機のニーズがより高まる可能性は大いにあります」(ビックカメラ広報・齋藤俊明さん)
こまめな手洗いとアルコール消毒が欠かせない今、これから乾燥する季節になるにつれて、手荒れで悩む方は増えていきそうです。家事の時短、節約、エコ、除菌、そして手荒れ予防につながる食洗機の導入を、今こそ検討すべきときなのかもしれません。
【プロフィール】
家電ライター / 田中真紀子
白物家電、美容家電を中心に、雑誌、ウェブなどで執筆。家電製品の検証やレビュー記事では、主婦目線を大切にした感性に定評がある。ベビー用品、生活雑貨、医療など、暮らしにまつわる記事も手がける。近年は専門家としてコラム執筆やメディア出演も多数。
ブログ= https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/entry-12313996618.html