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2020/11/9 19:51

機械オンチの母が、電気圧力鍋「Re・De Pot」にハマった3つの理由

時短調理といえば「電気調理鍋」が欠かせなくなりつつあります。そんな噂は還暦を越えた筆者の母の耳にも入っているようで、「最近は便利なものがあるのねぇ」と言っていました。筆者の実家は飲食業を営んでいるので、家業の仕事をしながら自分達の食事を毎日作るのは負担になっているはず。

 

とはいえ、最近買い替えた炊飯器の早炊きモードの設定方法すらわかっていない機械音痴な母に、高機能な電気調理鍋を使いこなすのはハードルが高そうです。どうしたものか……と考えていたタイミングで、ピクセラというメーカーの電気圧力鍋「Re・De Pot」をお借りすることになり、せっかくなので私が帰省しているタイミングに母と一緒に使ってみることにしました。1週間使った結果、母は「電気圧力鍋っていいわね」と言い、その利便性に気付いたようです。一体どんなポイントが気に入ったのか、ご紹介していきましょう。

 

理由1:コンパクトでシンプルなデザインだから鍋ごと食卓に出せる

Re・De Potは、2Lタイプの電気圧力鍋で、カラーはブラック、レッド、ネイビーの3色展開。本体サイズは幅288×奥行き222×高さ244mmで、5.5合炊きの炊飯器とほほ変わらない大きさです。

↑今回はレッドを使用。マットな質感で、家電っぽさのないシンプルなデザインだ

 

キッチンで場所を取らないうえに、重さは約2.8kgと電気圧力鍋のなかでは軽量な部類。調理後に「今日は鍋ごと食卓に出すわね!」と、いちいち盛り付けなくてもいいのが忙しい母にとっては良かったようです。

↑肉じゃがを作った日は、普段なら鍋から更に盛り付けて出すが、各自がRe・De Potから食べる分だけ器に取り分けていた

 

調理容量は1.2Lで、2〜3人の家族で食べきるのにちょうどいいくらい。私が帰省して家族が4人になるので、人数に対して調理容量は少し小さかったかもしれませんが、直接食卓に置くことを考えると、これぐらいのサイズがちょうど良かったようです。

 

理由2:操作方法がシンプルでわかりやすいので初心者も安心

Re・De Potには3つの調理モードがあります。「圧力調理」「スロー調理」「温め調理」です。圧力調理にはメニューに応じた加圧時間、調理温度が設定された8種類の「オートモード」と、自由に設定できる「マニュアルモード」があるので、オートモードで付属のレシピブックに出ていた「鳥手羽と大根のあっさりボリューミー炊き込みごはん」を使ってみました。

↑釜は炊飯器の釜と同じような形。ここに材料を入れてフタを閉め、調理を開始する

 

米2合を釜に入れ、2のラインまで水を入れたら、大さじ3の水を取り除きます。あとは、鳥手羽4本、一口大にカットした大根200gを入れ、炊飯用のモード「1」にして調理スタート。

↑電気圧力鍋を使うのが初めてだった母は「本当にこれだけでいいの?」と半信半疑だった

 

ボタンも最低限のものしかなく日本語表示なので、母も私が横から少し教えるだけで簡単に操作していました。このシンプルな操作性のおかげで、これまで電気圧力鍋を使ったことがない人でもスムーズに扱えるようです。

↑オートモードの場合、「∧」か「∨」を押してメニュー番号を選ぶだけでいい。「スタート/決定」ボタンを押すと調理が開始する

 

加圧できているかどうかは、フタについた圧力表示ピンで確認できます。ピンが上がると圧力がかかっている状態。ピンが下がれば料理は完成です。

↑写真左上の管のようなパーツが圧力表示ピンで、写真は圧力がかかった状態。圧力が抜けるのには5〜30分かかるのだが、その時間がはっきりわからない分、こまめに確認する必要がある

 

完成した料理を鍋ごと食卓に運び、家族みんなで食べてみると、鶏肉も大根もホロホロ! 圧力鍋のすごさを感じました。

↑完成した鍋の様子。ここにごま油と塩、薬味などをかけて食べる

 

作った母本人も「こんなに短時間でホロホロになるのねぇ」と感心しており、家族4人であっという間に完食! 電気圧力鍋が加わることで、時短になるだけでなく、新たな料理のレパートリーが増えることを筆者も実感しました。

↑36年間母の料理を食べ続けている筆者だが、これは初めて食べる料理。鳥手羽が骨から簡単に外せるくらいホロホロに仕上がっていた

 

別の日には初めて「無水カレー」に挑戦し、これも家族みんなが絶賛していました。普段はあまりおかわりをしない父もおかわりしていたので、よほど口に合ったのでしょう。忙しい日はレトルトカレーを出していた母も、「これなら仕事の合間に作れそうだわ」と言っていました。

↑規定の分量よりも多く作ってしまったので、加圧が足りずに再加圧。そのおかげで野菜もきちんと火が通った

 

理由3:面倒だと敬遠していた料理にも挑戦しやすい

筆者は母が作る角煮が大好きなのですが、ここ20年ほど食べていません。なぜならほぼ1日中鍋につきっきりになるから。火の番をずっとするのは時間があるときにしかできません。

 

そんな母に「角煮を作ってみてほしい」とリクエストして、今回はRe・De Potで作ってもらうことにしました。食材を釜にセットし、メニュー「7」で調理を開始。普段なら豚バラ肉の油抜きをしますが、今回はその工程は割愛しました。

↑食材を多めに鍋に入れてしまう母。オートモードが終わったあとに再度加圧していた

 

オートモードでは20分の加圧なので、再加圧したぶんさらに時間はかかりましたが、完成した角煮は肉がホロホロで大成功! ただ、唯一直火で作ったときと違うのは、角煮に照りがないこと。「最後に煮詰めればもっと見た目が良くなるんだけど……」と母は言っていました。たしかに、それができればパーフェクトですね。

↑煮詰めてはいないものの、1時間以内でこれが完成したと思えば上出来!

 

「直火でさっと作るほうが時短になる」という思い込みを持っていた母も、今回Re・De Potを使ってみて、「電気圧力鍋って便利ね」と満足のご様子でした。何より、Re・De Potでの調理中にほかの料理を作ったり、用事を済ませられたりといった、時間に余裕が生まれることに気付いたようです。

 

Re・De Potの実売価格は1万4800円とお手ごろ価格。いままで電気圧力鍋を使ったことのない親へのプレゼントにもぴったりですね。友人への引越し祝いや出産祝いにもおすすめです!

 

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