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2020/11/27 19:05

テレワークの昼食に助かる~! 小型化したベストセラー電気圧力鍋「クックフォーミー」の「時短つくりおきレシピ」がありがたい

健康や家計のことを考えて自炊をしようと思いながらも、台所に立つのが面倒で外食やUber Eatsに頼りがちなひとり暮らしの人が多いはず。また、テレワークをしている人は、毎日の昼食作りが面倒に感じているのではないでしょうか。

 

筆者もスイッチが入らないと自炊をしない生活だったのですが、これではいかん! と一念発起し、最近は可能な範囲で自炊をしています。そんな生活でこそ役立つのが電気圧力鍋。とはいえ、ひとり暮らしのキッチンはそう広いわけでもなく、場所を取るものは置けません。そこで注目したのが、ティファールの「クックフォーミー 3L」です。

↑本体サイズは幅32.4×奥行き31.4×高さ26.8cm、重さは約4.8kg。幅と高さは約5cm、奥行きは約4cm小さくなった。本体カラーはブラックとホワイトの2色

 

従来のモデルよりもコンパクトになったクックフォーミー 3Lは、まさにひとり暮らしやふたり暮らしといった少人数の世帯にぴったり。今回はそんなクックフォーミー 3Lを使って、料理が面倒な日に助かる「作り置き」に挑戦してみました。

 

6Lモデルではムリだった食器棚にもぴったり収まる

クックフォーミーは、世界累計約350万台を誇る人気の電気圧力鍋です。従来モデルは6人分までの調理に対応する6Lの大容量となっていましたが、ひとり暮らしの筆者には無縁だと感じていたのも事実。今回登場した新モデルは、従来モデル機能はそのままに、調理容量は半分の3Lになり、本体もひと回り小さくなっています。

 

食器棚のレンジ台に置いてみたところ、本体を動かすことなくフタの開閉もできました。5.5合炊きの炊飯器とほぼ同じサイズ感なので、これなら台所での置き場所も確保しやすそうです。

↑6Lモデルはこの状態だとフタが中途半端にしか開けられなかったので、電子レンジと並べて使えるのがうれしい

 

クックフォーミー 3Lは4合までの炊飯機能も搭載しています。筆者は炊飯器を持っていますが、白米、玄米、おかゆ、もち米の炊飯も可能なので、これさえあれば炊飯器がなくてもいいかもしれません。

 

炒め調理もできるのでフライパンいらず

クックフォーミー 3Lには、210のレシピが内蔵されています。ここでいう内蔵レシピとは、材料を入れればおまかせで調理してくれる自動メニューのこと。前菜からデザートまでレシピの種類はバラエティに富んでおり、そのうち193レシピは加圧時間15分以内の時短レシピなんです。食材のうまみや栄養を逃さない無水調理のレシピなどもあるので、長く使ってもレシピに飽きることはなさそう。

 

欲を言えば新しいレシピが追加できるといいですが、温度や調理時間を手動設定する調理もできるので、自分なりにレパートリーを増やすことはできそうです。

↑ダイヤルを回して操作し、決定するときは押す。ディスプレイで操作を確認できてわかりやすい

 

まずは「ラタトゥイユ」を作ろうと、野菜を炒めるところからスタート。そう、クックフォーミーは圧力調理だけでなく、フタを開けたままで炒め調理もできるのが特徴です。消費電力が900Wあるので、予熱にかかる時間が一般的な電気圧力鍋よりも短く済むのもうれしいポイント。

↑にんにくと野菜を炒めてからカットトマトを入れて煮込む。野菜を切る時間を含めても15分ほどで完成した

 

圧力調理なので煮込む時間も短く、自動で圧力を排出してくれるので、完成するまで見張っている必要がありません。これなら調理中に別の料理の準備をして、段取りよくおかず作りが進められます。

↑圧力は一気に排出されるので、ほかの電気圧力鍋のようにピンが下がるのを待たなくてよい

 

ラタトゥイユがあまりに短時間で完成したので芯まで加熱できているか不安でしたが、食べてみると、にんじんもきちんと火が通っていて問題なし! 野菜のみのヘルシーな一品ながら、野菜の甘みが感じられて、文句なしの副菜ができました。

↑にんじん、ピーマン、大根、トマト缶で作ったラタトゥイユ。トマトの酸味と野菜の甘みで箸が進む。白ワインのおつまみにも良さそう

 

ふろふき大根をはじめ、健康的な料理が手間をかけずに作れる

そもそも筆者が自炊をしているのは健康を意識したからなので、今回の作り置きでは、とにかく健康面を重視した献立にしました。ちょうど冷蔵庫に大根を持て余していたので、普段なら面倒で作らない「ふろふき大根」にも挑戦。だしで大根を煮込むだけの料理ではありますが、鍋で作ると時間がかかるので作ったことはありませんでした。その点、本機での圧力調理なら調理時間はたった15分。これなら気軽に作ることができますね。

↑材料を入れてボタンを押すだけ。たった15分で完成!

 

完成したふろふき大根はだしがしっかり染み込んでおり、翌日以降に食べるとさらに味が染みていました。トロトロとまではいかないですが、少し食感があるので食べたときの満足感もあります。

↑塩分を控えたかったのでそのまま食べたが、お好みで田楽タレを付けるとよい

 

肉のアレンジレシピも煮崩れのない満足の仕上がりに

肉系の料理も作ろうと、アレンジレシピの「豆腐ミートボールのトマト煮込み」と「手羽元のバルサミコ煮」にも挑戦したところ、いずれも焦がしたり煮崩れたりすることなく、満足のいく仕上がりとなりました。これらは内蔵レシピの「ミートボールのトマト煮込み」「チキンのバルサミコ煮」をアレンジして調理したのですが、材料は違えど問題なく完成。

↑ハンバーグに使う合いびき肉の半量を豆腐にしたところ、ふわふわのハンバーグになった。内蔵レシピの「ミートボールのトマト煮込み(4人分)」の調理時間は13分だが、ハンバーグのタネを作るのには多少時間がかかった

 

↑内蔵レシピの「チキンのバルサミコ煮(2人分)では手羽先を使うが、今回は冷凍庫にあった手羽元を使用。調理時間は6分で、準備もほとんどいらなかった

 

今回、4品のおかずを立て続けに作ってみたところ、かかった時間は1時間半ほど。普段こういった煮込み料理を作るには倍以上の時間がかかるので、かなり時短調理になった実感があります。

↑本体でレシピを探すのが面倒なら、専用アプリを使うとよい。調理工程や買い物リストをアプリ上で確認できるので便利

 

内蔵レシピが豊富で、少人数世帯なら大活躍すること間違いなし

少人数世帯なら、クックフォーミー 3Lがあれば、大活躍すること間違いなし。ただし、家族が4人以上いるなら「クックフォーミー 6L」を選んだほうが安心です。4人家族でも使えますが、おかわりできないぴったりの分量になってしまいます。また、作り置きする量が多い家庭でも、6Lモデルのほうが良さそうですね。

 

クックフォーミー 3Lの実売価格は4万2000円前後となっており、ひとり暮らしで使う調理家電と考えると少し購入のハードルは高め。しかし、内蔵レシピが多いぶん、料理があまり得意でない人には心強い味方になるはず。ある程度料理を作り慣れている人にとっては、コンパクトな本体のサイズ感や、操作がわかりやすい点がメリットとなりそうです。

 

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