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調理家電
2021/2/17 18:00

「エッグトースト」と「やきいも」で実感! 初の「ビストロ」トースターは自動メニューが「仕上がっている」

 

新搭載の「アレンジトースト」と「フランスパン」メニューは試す価値アリ

NT-D700でぜひ試してほしいのが、自動メニューの「アレンジトースト」と「フランスパン」です。アレンジトーストはパンと具材を合わせて高さ6cmまでのトッピングトーストが焼けるメニュー。取扱説明書に出ていた「エッグトースト」を作ってみたのですが、この焼き上がりも最高なんです!

↑アレンジトーストの場合はトレイの上にパンを載せる。エッグトーストは焼き色を4に設定してみた

 

焼き時間7分40秒にセットされたエッグトーストは、白身が固まり、黄身は半熟のちょうどいい塩梅。パンと具材で火の通り方が違うのに、パンも具もちょうどいいバランスで焼けているのはうれしいポイントです。

↑普段は目玉焼きをトーストに載せて食べていたが、これなら同時調理できるので朝の忙しい時間にも手間が省けてありがたい

 

フランスパンはオーブントースターで温めると、カリカリに焼き上げる人が多いはず。しかし、NT-D700のフランスメニューを使えば、表面の皮はカリッとしながらも、中はふっくらした状態に焼き上がるので、買った日のおいしさが復活しました。スーパーで買ったフランスパンのクオリティがグッと上がるので、これはヘビロテ決定です!

↑フランスパンの温めは切った面を網に載せるのではなく、皮の面を載せることで中がカリカリにならない

 

焼き芋のメニューはお店クオリティの本格派

トースト以外の機能で注目なのが、2種類の焼き芋メニューです。これまでもパナソニックのオーブントースターには「焼きいも」メニューが搭載されていましたが、新モデルには「じっくり焼きいも」メニューが追加されています。

↑「じっくり焼きいも」メニューでは、焼きいもにフォークで穴を開けてから加熱する。焼き加減は太さと重さに応じて合わせる

 

実際に「焼きいも」メニューで焼いたいもを食べてから、「じっくり焼きいも」メニューで焼いたいもを食べてみたところ、その差は歴然。じっくり焼きいもメニューは低めの温度でじっくり加熱するので、とにかくねっとりした口当たりで、さつまいもの甘さが引き立っていました。

↑じっくり焼きいもメニューで安納芋を焼いてみたところ、スイートポテトのような甘さとねっとりした口当たりになった

 

とはいえ、すべての焼きいもが「じっくり焼きいも」メニューに向いているわけではなく、ベニアズマや高系14号などホクホク感のあるさつまいもなら「焼きいも」メニュー、紅はるかや安納芋、シルクスイートなどねっとり感のあるさつまいもなら「じっくり焼きいも」メニューといった使い分けをするといいそうです。いろんな品種のさつまいもを買って、食べ比べするのもおすすめ。

↑品種がわからないときやサイズが大きいときは「焼きいも」メニューで焼く。ねっとりではなく、さつまいも特有のホクホクした仕上がりになった

 

焼きいもの仕上がりに関してはお店クオリティなので大満足! ただし、ひとつ注意したいのが「じっくり焼きいも」メニューは時間がかかる点です。早くて53分、長くて73分かかるので、「食べたい」と思ってからだと1時間近く待つことになります。とはいえ、焼きいもをねっとり仕上げる調理家電はいずれも時間がかかるもの。待つ時間に部屋中に漂う香ばしい焼きいもの香りも楽しんでください。

 

ビストロ NT-D700は実売価格2万9700円前後と、オーブントースターとしては高額の部類に入ります。しかし、15の自動メニューは優秀かつ楽しいものが多く、操作がわかりやすくて時短にもつながるのがうれしいところ。このほか、120〜260度までのオーブン調理にも対応しています。毎日使う調理家電としては買って損のない一台になりそうです!

 

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