カレー鍋をやってみたら、ザル昇降が予想以上にイイ!
それでは「電動昇降グリル鍋」で実際に鍋料理を調理してみましょう。様々なスープや具材があるなかで、今回はカレー鍋をチョイスしました。カレー鍋はスープに色が付いていて鍋の底が見えにくく、しかも〆にはうどんが選ばれがちで、スープの飛び跳ねが死活問題。そんな課題を昇降機能で解決できるでしょうか?
まずはスープの用意から。今回は水で割るタイプのカレー鍋の素に、だしパックやローリエなどのスパイスをプラスしました。直接口に入れたくないスパイス類も、ザルで隔てられているので、具材と混ざらずに済みます。
スープの下準備の次は、鍋にザルをセットして、その上に具材を並べていきます。水を入れて食材が浸れば準備完了。ここから加熱していきます。
次第に具材はグツグツと煮立ってアツアツに。この時点で野菜はしんなりして小さくなり、スープに完全に浸ってしまいました。ここで昇降機能の出番。タッチパネルのボタンを押して、具材だけを上昇させます。
【動画】
ザル上昇の効果はてきめん。お好みの具材に狙いを定めやすくなりました。必要以上に煮込まれないので、食材のうまみや触感がいい具合に残っていて、おいしさもベストな状態をキープできています!
水餃子は普通の鍋では、底に沈んでいるのを気付かず箸で突っついて皮を破いてしまいがちですが、今回のように底上げしてピックアップすれば、やさしく取り分けられます。ほかにもワンタンや餅きんちゃくなどのデリケートな食材、挽き肉やコーンといった小さい食材にも有効でしょう。
ひととおり具材を堪能したら、残ったスープで〆のうどんを作ります。ザルを沈めた状態で麺を投入し、頃合いになったらザルを上げます。こうすることで、麺が煮込まれてグズグズになったり伸びたりすることもありません。麺がスープのうまみを吸いつつ、食感やコシが適度に残りました。また、この状態だと麺を取り分けやすく、カレーが跳ねて飛び散りにくいのもうれしいところ。
実際に鍋料理をやってみたら、想像以上の使い心地に驚きました。「ただザルが昇降するだけでしょ?」と侮るなかれ。これは鍋シーンで大活躍の予感です。