家電
照明器具
2021/4/18 22:00

「レッドレンザー」のフラッシュライト、密度と道具の塊みたいなスペックを愛さずにはいられない【愛用品コラム28】

本連載ではGetNavi web編集長・山田佑樹が日々の生活で愛用している品々を紹介していきます。

【#愛用品 コラム28: レッドレンザーのフラッシュライト「P7」】

 

●起

以前、輸入車メインの自動車雑誌にいたので、ドイツプロダクトは大好物だ。密度感と道具感。ドイツ車のいかにも密閉度が高いドアの閉まり方とか、ケルヒャーやフィスラーの使い倒してこその出で立ちとか。機能美という言葉で片付けられてしまいがちけれど、それでは括られない魅力をいつも感じている。

 

●承

レッドレンザー(LED LENSER)製品は、もう「密度」と「道具」の塊みたいなプロダクトだ。このP7は全長13センチ、握ればヘッド部が顔を出すぐらいのコンパクトサイズ。にも関わらず、ずしっとくる重さ(175g)。決して、重いのではない。むしろ軽いのだが、見た目に反しての中身の充実感がすごい。小さなボディを1mmも無駄にしないで機構が詰め込まれている。その重さはそのまま、信頼感につながる。

 

●転

特に好きなのが、照明部だ。とにかく美しい。白地に刻印されたブランドネームも、Patent pending(特許出願中)の文字をここに入れる?という大胆さも(なお、本製品を手に入れたのが7〜8年前なので現在もPAT.Pが入っているかは不明)。本当にビー玉のようなレンズも惚れ惚れしてしまう。

照明部以外も見所が多い。ボディのマットアルミもずっと触っていたくなる触感。本質的機能である光の均一感も優秀。芸術品に近い。

 

●結

先週、取材でマンション防災士の方に診てもらう機会があった。ストッパーや耐震ジェルがないからテレビや冷蔵庫が飛んでくる、倒れるなどツッコミどころが満載で、自宅を振り返る機会になった。P7はリビングに常に置いてあり、大災害が起こったときにすぐに手に取れるようにしている。

 

なお、これまで災害で活躍した場面はない。幸運なことだが、いつか使う日はやってくるはずだから、その時が来たときには最大の信頼を寄せて使いたい。

 

 

GetNavi web編集長・山田佑樹の「愛用品コラム」はInstagramでも展開中。週3回公開しています。