例年より家族が家にいる時間が急増しました。すると面白いもので、それだけ家は汚れます。さらにこれから暑くなり、汗をかく季節になると、目に見えない床の汚れも気になるところ。しかし、ホコリやゴミはスティック掃除機で簡単に吸い取れますが、床の拭き掃除となると一気にハードルが上がりますよね。そこで注目したいのが、2021年4月に発売されたCCP(シー・シー・ピー)の「コードレス回転モップクリーナー Neo+ ZJ-MA21」です。
こちらは昨年、手ごろな拭き掃除機として紹介した「コードレス回転モップクリーナー Neo」の進化版。付属のモップを濡らして貼り付け、回転させながら掃除ができるので、簡単に床拭きができると旧モデルから大人気。シリーズ累計80万台を突破したとのことで、その使い勝手には定評があります。新モデルは昨年のモデルからどこが進化したのか、旧モデルを使った経験のある筆者が、早速借りてチェックしてみました!
回転数が最大130回/分→150回/分にアップ
まず1つめの進化が、モップの回転数です。2018年に発売された従来モデルの回転数は130回/分でしたが、新モデルでは最大150回/分(強モード時)にアップ。また150回転/分の強モードを搭載したことにより、カーペットの掃除もできるようになりました。
さらに、回転スピードは2段階の切り替えができるようになっています。回転数100回/分の標準モードも搭載し、窓拭きなどは標準モードで行います。本体サイズは幅約280×奥行き130×高さ1040mmで、窓拭きなどを行うときは延長パイプを一つ外して、長さ680mmにして使うことができます。
また、内蔵リチウムイオンバッテリーの連続使用時間は、従来モデルより10分伸びて約70分になり、より長く使えるようになりました。ただし、これは回転数100回/分の標準モードでの動作時間なので、回転数がアップした強モードの連続駆動時間はこれより短くなるでしょう。
ではさっそく「コードレス回転モップクリーナー Neo+」を使ってみましょう。本体に延長パイプ、ハンドルを接続。そして付属の2つのモップパッドを濡らし、本体底面に取り付ければ準備はOKです。なお、このモップパッドは極細繊維とコシのある繊維の2種類を組み合わせた構造。繊維が床の目地までしっかり届き、汚れをキャッチすることができるとのこと。洗剤を使わずに水だけで汚れを拭き取ることができるといいます。
汚れが強くない場所は標準モードで十分
操作はハンドル部分に並んでいる電源ボタンと、強/標準モードの切り替えボタンで行います。電源を入れるとまずは標準モードで駆動。強/標準ボタンを押すと「強」モードに切り替わります。
電源が入ると2つのモップパッドが内向きに回転しながら、床を掃除していきます。モップパッドの回転に合わせて前後に動かして拭いていくだけで、簡単に拭き掃除ができます。特に汚れが強くない場所は標準モードで十分にキレイにできました。ザラザラしていた床もすっきりキレイになるのが気持ちいいです。
回転数が上がったおかげでカーペットの上でも動かせる
今回から対応したカーペットの掃除も試してみましょう。毛足が長すぎないカーペットなら強モードで掃除ができるようになっています。実際にカーペットの上で走らせてみたところ、標準モードでは前後の動きに回転する力が負けて、うまく拭き掃除ができませんが、強モードに切り替えることで前後に動かすことができました。カーペットの表面に付着した汚れを手軽に水拭きできるのが便利です。
もうひとつ本機の便利な点が、窓拭きや浴室の壁、天井などの掃除に使えること。しかし、前モデルでは窓拭きで使うとき、押さえるのにややパワーが必要だった印象があります。その点、新モデルの「Neo+」では標準モードの回転数が100回転に下がったため押さえ込む力が少なくて済み、ハンディ時の使い勝手がアップしています。
最初は、「新モデルになって回転数が上がった」と言ってもほんのちょっとだな(130回転→150回転)……なんて思っていました。しかし、使ってみて気づいたのは、その裏にあった「強モード(150回転)と標準モード(100回転)の切り替えが可能になったことによる、使い勝手の向上」です。強モードでカーペットが掃除できるようになり、標準モードでは窓拭きや壁掃除がラクに行えることから、二段階切り替えの恩恵を感じました。
目に見えない汚れも含め、床の汚れが気になったときにさっと使うことができ、フローリングだけはなく畳やカーペットの上もそのまま水拭きが可能な「コードレス回転モップクリーナー Neo+」。この手軽さは慣れると手放せません。水だけで皮脂、花粉、油汚れのほか、床の雑菌を99.9%除去できる(メーカー調べ)のも魅力。これからの季節、足の裏の汗と皮脂による床の汚れが気になるので、存分に活躍するのは間違いないでしょう。