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2021/9/30 18:22

リッチの象徴、シーリングファンが工事なし3万円! ドウシシャ「サーキュライト」を試した末に「買うしかない」と思ったワケ

テレビでお金持ちの家の部屋が映ると、たいてい天井でファン(シーリングファン)が回っています。風水的にもシーリングファンは「気」を循環させるから、運気が上がるのだとか。風水はさておき、シーリングファンって余裕の象徴みたいで憧れるんだよなぁ、でも工事してまで設置しないよなぁ……と思っていたところ、ある家電を使えば、憧れの「シーリングファン生活」が意外と簡単に手に入ることがわかりました。その家電とは、ドウシシャの「CIRCULIGHT」(サーキュライト)。シーリングライトとサーキュレーターが融合したアイテムです。

サーキュライトの大きなメリットは、通常のシーリングライトの配線器具があれば設置できること。筆者は8畳程度のワンルームに住む45歳独身。お値段も8畳用で約3万円と手が届くお値段ですし、使ってみて気に入ったなら自腹購入しようかな、と思ってお借りしました。結論から言いますと、自腹で購入して現在も使用中。なぜなら、これがない生活が想像できなくなったからです。その理由を、 以下でお伝えしていきましょう。

 

取り付けの際は、天井に取付金具を固定する

↑今回拝借したドウシシャの「CIRCULIGHT(サーキュライト)シーリングシリーズ スタンダードモデル 8畳タイプ DCC-08CM(実売価格2万9560円・以下、価格はすべて税込)。スペックは以下の通り。サイズ:約直径600mm×高さ160mm、質量:約4.0kg【LED部】明るさ:最大4000lm、調光:10段階、調色:7段階(電球色~昼光色)、定格消費電力:約1~47W、おやすみタイマー(30/60分)、設計寿命:約4万時間【サーキュレーター部】風量:16段階調節(ワンタッチ4段階)、正逆回転切替あり、オフタイマー(1/2/4/8時間)、定格消費電力:最大11W

 

メリットをお伝えする前に、まずは重要な設置から見ていきましょう。取り付けはカンタン……というわけではありません。それは、おそらく多くの家庭で取付金具を天井へネジ留めする作業が必要だから。下の写真のように、「取り付けることのできる配線器具」で「〇」となっているのは左右にネジ穴があるタイプですが、筆者はこのようなものは見たことがありません。実際は「△」のご家庭が多いはず。その場合は、けっこう長いネジ4本(約4cm)で天井に取付金具をしっかり固定する作業が必要。踏み台の上で天井へ向かってネジをねじ込むわけですから、そこそこの体力を使います。天井がしっかり固定できる素材か否か、確認も必要ですね。

↑取扱説明書に記載されている「取り付けることのできる配線器具」。「〇」(写真右上)は左右にネジ穴が付いています。ちなみに、スイッチが調光機能付の場合は設置できません(下)

 

↑左上が本体、右がカバー、左下が取付金具

 

↑ファンを取り付ける前の状態

 

ファンが気持ち良く、夏場はほぼつけっ放しで使用

腕をプルプルさせながらも、なんとか金具のネジ留め、および本体の固定を終えればあとはカンタン。ファンとカバーを取り付けて設置完了です! サイズは8畳用で直径は60cmと、通常のシーリングライトとほぼ同じ大きさですね。すっきりシンプルな形状で、天井で悪目立ちすることもありません。ただし、普通のライトよりはちょっとだけ厚みがある印象です。

↑設置完了です! デザインはスッキリしていい感じです

 

さっそくファンをスイッチオン。運転音はフオオオオー……という低く控えめな音で、耳ざわりな印象は一切ありません。真上からの風ってなかなか感じることはないですが、ああ、これは気持ちがいいですね。微風を浴び続けていたら居眠りしてしまいそう……。ベランダの窓を開けていると外からのそよ風とシンクロして、これがまた心地いい。心なしか、風に葉を揺らす観葉植物も気持ちが良さそうです。…確かに、これなら運気が上がる気がしてきました!

 

ファンの消費電力は最大11Wということは、「強」で10時間使っても電気代は約3円(27円/kWhで計算)なので、それほど負担にはならないはず……というわけで、以降は毎日、ほぼファンをつけっ放しで使いました(ただし12時間が経つと自動で電源が切れます)。

↑心地よいジャズか! 観葉植物たちが風に葉を揺らすさまは、人が上質な音楽に身をゆだねる姿と重なります

 

風量はもっぱら4つのボタンで選択

風量は16段階で細かく調節できますが、筆者はもっぱらリモコンのショートカット的な風量ボタン「強」「中」「弱」「ソフト」の4つのみ使いました。一刻も早く涼みたいときは「強」(風量16)、くつろいでいるときは「中」(風量12)か「弱」(風量8)、寝るときは「ソフト」(風量4)を使うことが多かったです。たとえば夏の夜、テレビを見ながら、「弱」で冷風がそよそよと足のあたりをなでる感覚は快感そのもの。熱々のラーメンを食べるときは「強」が重宝しましたし、ジムが終わったあと「強」で頭から涼むのも最高でした。

 

とはいえ1点、注意すべき点があるとすれば、我が家はとりわけ天井が低いので(220cmほど)、通常の住宅だとそこまで強く風が感じられない可能性があること。特に天井の高い家では、扇風機としての効果は副次的なものと心得て、空気の攪拌をメインとする機器として認識したほうがいいでしょう。

↑上が照明用の操作ボタンで、下がファン用の操作ボタン。もちろん照明のみ、ファンのみの運転も可能です

 

↑筆者の定位置は、サーキュライトの下になりました。冷房を付けているときも、やっぱり下向き回転が気持ちいい!

 

↑ジムの後は最高です
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