2020年に生まれた新しい生活様式や価値観が定着し、21年は制限のある暮らしのなかで心地良く過ごす方法を追求する年だった。続く22年はどんな一年になるのか。ここでは家電・デジタルのトレンドを、各ジャンルのプロが断言!
※こちらは「GetNavi」 2022年2月号に掲載された記事を再編集したものです
【マイスペック家電】 シンプル機能のハードを購入後に“自分仕様”へ
「シンプルだけど高性能」がこだわり派のニーズにマッチ
多機能な調理家電は、便利そうでも使いこなせない機能が多い。
「そのため、近年は単機能モデルに回帰する動きがあります。一方で、ユーザーの目も肥えているため『あくまで基本性能は高く、でも必要な機能だけ欲しい』という声も多く聞かれるように」(田中さん)
そこにマッチするのが、新コンセプトの「マイスペック」シリーズだ。ライス&クッカーは強力な泡の熱対流を生み出す独自の「おどり炊き」に対応。オーブンレンジは同社ブランド「ビストロ」の名に恥じぬセンサー技術が出色だ。30代前後の夫婦世帯に人気が出そう!!
【ヒットアナリティックス】 “持ちすぎない暮らし”にフィットする価値を提案
「フルスペックよりマイスペック」をコンセプトに、購入時はよく使う機能だけに絞ってあり「あとはご自身でアレンジを」という姿勢が実にいまっぽい。“持ちすぎない暮らし”を好む層を中心にヒットしそうだ。デザインもシンプルで万人ウケ確実。
【マイスペック家電01】
ほったらかし調理鍋としてのポテンシャルも十分!!
炊飯器
2021年9月発売
パナソニック
IoT対応IHジャー炊飯器「ライス&クッカー」SR-UNX101
実売価格5万600円
食材をセットしアプリからレシピを送信するだけで食材の温度変化を検知。適切な時間や火力でスープや煮込み料理、ケーキなどのメニューを調理できる。
【マイスペック家電02】
アタッチメントを足したら料理の幅がぐんと広がる
オーブンレンジ
2021年9月発売
パナソニック
IoT対応オーブンレンジ「ビストロ」NE-UBS5A
実売価格7万2600円
レンジとオーブンの基本機能を搭載。「キッチンポケット」アプリで、興味があるキーワードを選択すると1人ひとりに合ったメニューを提案してくれる。