家電
炊飯器
2022/4/21 18:30

プロが伝授する炊飯器選びの3か条! 厳選したマストバイ炊飯器Top3も発表

近年の炊飯器は、基本の炊飯技術に加え、銘柄に合わせた炊き方のチューニングができるなど、機能の進化が止まりません。そこで、家電のプロに最新の炊飯器の選び方を教えてもらいました!

※こちらは「GetNavi」 2022年3月号に掲載された記事を再編集したものです

 

選出したのはこの人!

家電ライター

平島憲一郎さん

高級モデルを中心に、炊飯器のレビュー記事を多数手がける。ごはんに関しては各銘柄の食べ比べを好み、データを収集中。

 

米の個性を引き出す「銘柄炊き分け」が新常識に

炊飯器の分野では各社独自の炊飯技術がより高精度に。さらに、近年増えている新銘柄の米のポテンシャルを引き出す「銘柄炊き分け」を採用したモデルも目立ちます。

 

タイガーのJPL-G100は米を泡で包み込む土鍋特有の炊飯に、蒸らし時の土鍋内の温度と蒸気を細かく制御する技術を追加。ふっくらモチモチながら、粒立ちも感じられるごはんに炊き上げます。銘柄炊き分けも業界最多の70銘柄に対応しており、宮城の「だて正夢」など新銘柄もリスト入りしているのが特徴です。

 

パナソニック SR-VSX101も、その年の出来ばえに合わせて炊飯をチューニングするIoT機能を搭載。米の鮮度をセンサーで検知して炊き方を自動調整することも可能で、いつでも新米に近いおいしさを再現できます。

 

一方、象印の炎舞炊きは銘柄炊き分け非搭載ですが、6つの底IHヒーターでかまど炊きの激しく複雑な対流を再現。ふっくらでもっちりした食感に仕上げてくれます。自分好みの食感に自動調整する「わが家炊き」も、同社ならではの注目機能です。

 

2022年版、炊飯器選びの3か条

1:ごはんの味に直結する内釜・炊飯技術をチェック

ごはんのモチモチ感や甘みに直結するのが内釜の性能や高火力・高圧炊飯技術。高級機はどれもふっくら食感ながら、炊飯技術の違いで粘りや歯ごたえが微妙に異なります。好みに合わせて選びたいですね。

 

2:銘柄や好みに合わせた炊き分け機能に注目

米の炊き方を細かく調整できる高級炊飯器が増加。銘柄炊き分けも幅広い銘柄に対応し、その年の米の出来ばえまでも反映される時代に。自分好みの食感になるよう炊き方を自動調整してくれる製品にも注目です。

 

3:毎日使う家電だからこそメンテ性も要確認!

従来の圧力IH炊飯器はお手入れがやや大変でしたが、最近は洗うパーツ点数を減らし、形状にも配慮したメンテ性優秀な機種が増えています。毎日使う家電だけにそんなお手入れのラクさも確認を!

 

第3位 その年の出来ばえに合わせ銘柄ごとに炊飯を最適化!

パナソニック

スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX101

実売価格11万円

 

炊飯容量:0.5〜5.5合
内釜:ダイヤモンド竃(かまど)釜
炊き分け:銘柄炊き分け66銘柄
保温時間:24時間

大火力IHと可変圧力による「おどり炊き」技術を採用し、甘みとモチモチ感のあるごはんに。センサーで米の鮮度(乾燥状態)を見極め、炊飯時の圧力や高温スチームの温度を制御。乾燥米も新米のような味に。アプリでその年の米の出来に最適化した炊き方に更新可能。

SPEC●炊飯技術:おどり炊き、鮮度炊き分けほか●炊飯時消費電力:約1210W●白米以外の炊飯メニュー:玄米、分づき米、麦ごはん、雑穀米ほか●サイズ/質量:W275×H234×D361mm/7.7kg

 

↑釜を包む6つのIHの大火力を細かく調整。加減圧を繰り返すおどり炊き技術と組み合わせ、米の芯まで加熱する

 

↑センサーが炊飯中の釜内の減圧スピードの違いで米の乾燥具合を判断し、炊飯圧力やスチーム量を調整。いつでも“新米のおいしさ”を再現する

 

↑同社の「キッチンポケット」アプリと連携し、炊き方を毎年更新。炊いた銘柄米を日本地図で表示できるのも楽しい

 

【IMPRESSION】炊き分け機能が秀逸でセンサー技術も先進的!

「年ごとの各銘柄の出来に合わせた炊き分け機能が魅力。新米のみずみずしさが蘇るセンサー技術も効果絶大です。水容器などパーツ4点の水洗いが必要ですが、それを超える満足度」(平島さん)

 

第2位 ローテーションIH構造による大火力でモチモチ食感に

象印マホービン

圧力IH炊飯ジャー炎舞炊き NW-LB10

実売価格10万4540円

 

炊飯容量:0.5〜5.5合
内釜:鉄−くろがね仕込み−豪炎かまど釜
炊き分け:121通り(わが家炊き)
保温時間:40時間

6つの底IHヒーターをローテーション加熱し、激しい対流を実現。弾力とハリのあるごはんに仕上げます。炊飯後のアンケートに答えると好みの食感に自動調整する「わが家炊き」機能はユニーク。水洗いは内釜と内ぶたのみで済むのも便利です。

SPEC●炊飯技術:ローテーションIH構造+うまみ圧力蒸らし●炊飯時消費電力:1240W●白米以外の炊飯メニュー:金芽米、雑穀米、玄米、麦ごはんほか●サイズ/質量:約W275×H235×D350mm/約8.5kg

 

↑6つの底IHヒーターのうち、2つのヒーターを切り替えて加熱する。高温の熱を米一粒一粒に伝え、甘みのあるごはんに

 

↑内釜には発熱効率と蓄熱性が高い鉄、熱伝導率が高いアルミなどを使用。内面のプラチナコートでごはんの甘みを引き出す

 

↑かたさと粘りの感想を選択すると、炊き方を自動調整。これを続けることで好みの仕上がり(121通り)となる

 

【IMPRESSION】6つのヒーター切り替えで米一粒一粒が超モチモチに

「6つのヒーター切り替えによる高火力で炊いたごはんはモチモチ感が圧倒的。『わが家炊き』は銘柄を問わず、簡単に好みの食感を実現できます。洗うパーツが少ないのも魅力です」(平島さん)

 

第1位 土鍋の特性を生かした技術でハリとうまみ満点のごはんに!

タイガー魔法瓶

土鍋圧力IHジャー炊飯器<炊きたて>土鍋ご泡火炊きJPL-G100

実売価格11万1560円

 

炊飯容量:0.5〜5.5合
内釜:本土鍋
炊き分け:銘柄巧み炊き分け70銘柄
保温時間:24時間

本物の土鍋を使った同社フラッグシップの最新モデル。土鍋の蓄熱性を生かした最高温度約280℃の高火力で加熱し、土鍋特有の細かい泡で米を包み、うまみを逃さずハリのあるごはんに仕上げます。銘柄炊き分けは70銘柄に対応。1膳ぶんのごはんをおいしく炊く機能も搭載しています。

SPEC●炊飯技術:土鍋圧力IH+多段階圧力機構●炊飯時消費電力:1080W●白米以外の炊飯メニュー:玄米・雑穀・麦めし押麦・麦めしもち麦ほか●サイズ/質量:W290×H220×D351mm/7.4kg

 

↑「ハリつやポンプ」が釜内に外気を取り込み、過剰な蒸気を放出。高温を維持しつつ仕上げることで、弾力と米本来の甘みを引き出す

 

↑日本全国70銘柄の分析データを活用して炊き分ける。コシヒカリなど代表的な6銘柄はタッチパネルで選択可能。そのほかは番号を入力する

 

↑手入れは内釜と内ぶたの2点のみでラク。内ぶたはマグネット式で簡単に着脱できるうえ、圧力ボールがない構造なので洗いやすいのがうれしい

 

↑土鍋表面の凹凸が沸騰中に細かく均一な泡を生み、米同士が衝突し傷つくのを抑制。うまみ成分であるデンプンの流出を抑え、ふっくらつややかに炊き上げる

 

【IMPRESSION】高度な炊飯技術が見事で70銘柄炊き分けも圧巻!

「土鍋採用に加え、甘みと弾力を引き出すハリつやポンプなど高度な炊飯技術が結集。70銘柄炊き分け機能も圧巻です。土鍋はやや重めですが、洗うパーツが2点なのは嬉しいポイントです」(平島さん)

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