ごはんの味・食感と炊飯器としての実用性をチェック!
家電の設置スペースが限られている家庭では、自動調理鍋を炊飯器としても使いたいニーズがあるはず。そこで、各モデルで炊いたごはんの食感や甘み、粒立ちなどの違いをチェック。併せて炊飯器としての実用性があるか(簡単に炊飯できるか、鍋のお手入れがカンタンか)を調査しました。
【エントリーその1】アイリスオーヤマ 電気圧力鍋ヘルシープラス KPC-MA3
弾力と粘りがちょうど良いオールマイティなごはん
「電気圧力鍋ヘルシープラス」には「白米」「低糖質米」「玄米」「赤飯」「炊き込みご飯」と数種の炊飯モードがあり、そのなかの「白米」で炊飯。炊きあがったごはんの食感はやわらかめで、粘りも強め。甘みも感じられ、オールマイティなごはんが炊けるという印象です。
「弾力と粘りがちょうど良くてバランスが取れています。満足感もありますね」(山田)
なお、本機はフタが丸ごと取れる構造なので、開ける際に内側に付いた蒸気の水滴がこぼれないよう注意が必要。内鍋が軽く本体に固定されていないため、しゃもじでごはんを混ぜるとき、内鍋が回ってしまうことがありました。
【エントリーその2】シャープ 水なし自動調理鍋ヘルシオ ホットクック KN-HW24G
あっさりしていてやわらかく、素朴な味わい
お米の量によって調理時間が変わる「ホットクック」は、手動で炊飯しますが、操作はシンプル。炊きあがったごはんはもっちりしていてやわらかめ。粘着力がやや強く、粒立ちはあまり感じられません。
「あっさりしていてやわらかく、素朴な味わいですね。かつての給食のごはんを思い出すような……。好き嫌いが分かれる味かもしれません」(小林)
【エントリーその3】象印マホービン STAN. 自動調理なべ EL-KA23
ふっくら、もっちりとしていて甘味も豊か
お米専用の「米調理」に、調理時間や温度設定を組み合わせることで白米やおかゆなど様々な米料理を作れる「STAN.」。シンプルなごはんは約1時間で炊き上がります。食感はふっくら、もっちりとして粒立ちも良好。甘みも豊かで高評価でした。
「適度な弾力で、口のなかでふんわりほぐれる感じ。さすが、炊飯器も強い象印。おいしいです!」(山田)
なお、ホーロー鍋の内側がコーティングされておらず、ごはんがくっつく点に注意が必要です。